パナソニック「子どものための建築と空間」展3/24まで…記念対談やWSも

 パナソニック 汐留ミュージアムは2019年1月12日から3月24日までの期間、「子どものための建築と空間」展を開催している。幼稚園、小学校、遊具、児童館など、子どものために作られた建築とランドスケープデザイン作品を、時代ごとの流れで紹介する。

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 パナソニックの企業美術館、パナソニック 汐留ミュージアムは2019年1月12日から3月24日までの期間、「子どものための建築と空間」展を開催している。保育園・幼稚園、小学校、公園遊具、児童館など、子どものために作られた建築とランドスケープデザイン作品を、時代ごとの流れで紹介する。

 「子どものための建築と空間」展は、子どもたちの生活の中心となる学びの場と遊びの場として作られた建築と空間の中から、日本の近現代の建築・デザイン史においてひときわ先駆的かつ独創的なものを紹介する展覧会。明治の擬洋風建築の校舎、大正自由教育の時代の造形豊かな小学校、戦後の復興の時代の鉄筋コンクリート造による標準設計校舎、1970年代の先駆的なオープンスクール、コミュニティーに開かれた現代の学校など、時代の流れの中でさまざまに変遷し、子どもたちの活動を受け止めてきた建築を、幼児教育および初等教育の場となる建築42作品、児童遊園、図書館など児童施設26作品を中心に紹介している。

 会場では、作り手と使い手の両方に着目しながら選ばれた写真、図面、模型と、さまざまな作品資料を展示。そのほか、教育玩具や絵本の原画、子どもたちのヒーロー・ウルトラ怪獣のデザイン画など選りすぐりの作品も紹介している。展示作品は、1月12日から2月12日までの前期と、2月14日から3月24日までの後期で一部展示替えを実施。会期中2度楽しむことができる。

 1月26日には展覧会記念対談「子どものための建築、子どもの生きる空間、子どもが暮らす学校」を開催。学校の可能性を示してきた建築家・富田玲子氏と学校建築計画学の第一人者・長澤悟氏が、子どものための建築、空間とは何かをテーマに語り合う。さらに、2月23日にはからだを動かして建築を楽しむワークショップ「けんちく体操」を実施。映し出される建築物のカタチをからだで真似する内容で、家族や友達同士で楽しく参加できる。いずれも事前予約制。ハローダイヤルで受け付けている。

◆「子どものための建築と空間」展
会期:2019年1月12日(土)~3月24日(日)
※前期1月12日(土)~2月12日(火)、後期2月14日(木)~3月24日(日)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム(東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日
入館料:一般800円、65歳以上700円、大学生600円、中高生400円、小学生以下無料
※2月14日(木)以降に再入館の際、半券提示で100円割引

【展覧会記念対談】
「 子どものための建築、子どもの生きる空間、子どもが暮らす学校」
日時:2019年1月26日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場:パナソニック 東京汐留ビル5Fホール
対象:小学生以上
定員:150名(先着順)
申込方法:ハローダイヤルで申し込む(申込先はWebサイトで確認)
出演:富田玲子氏(象設計集団)、長澤悟氏(展覧会監修者、東洋大学名誉教授、教育環境研究所所長)

【ワークショップ】
からだを動かして建築を楽しむ「けんちく体操」
日時:2019年2月23日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場:パナソニック 東京汐留ビル5Fホール
定員:30名(先着順)
申込方法:ハローダイヤルで申し込む(申込先はWebサイトで確認)
出演:チームけんちく体操(米山勇氏、江戸東京博物館研究員ほか)
※動きやすい服装で参加
《畑山望》

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