大学入試英語成績提供システム、文科省がポータルサイト開設

 文部科学省は2019年8月27日、Webサイト内に「大学入試英語ポータルサイト」を開設した。受験生や高校・大学の教職員に向けて、2020年4月から運用開始となる「大学入試英語成績提供システム」の利用方法、英語資格・検定試験の概要など関連情報を整理して提供している。

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 文部科学省は2019年8月27日、Webサイト内に「大学入試英語ポータルサイト」を開設した。受験生や高校・大学の教職員に向けて、2020年4月から運用開始となる「大学入試英語成績提供システム」の利用方法、英語資格・検定試験の概要など関連情報を整理して提供している。

 「大学入試英語成績提供システム」をめぐっては、全国高等学校長協会から不安解消を求める要望書が提出されるなど、情報不足などを指摘する声が教育現場から相次ぎ、柴山昌彦文部科学大臣が8月22日の記者会見で関連情報を整理して公表する考えを明らかにしていた。

 「大学入試英語ポータルサイト」では、大学入試で英語資格・検定試験を活用して英語4技能評価を推進する意義を説明。「大学入試英語成績提供システム」の概要や利用方法などを解説している。

 「大学入試英語成績提供システム」の成績提供の対象予定である6団体22試験については、実施概要や実施日程を掲載。採点の質を確保するための方策、障害などのある受験生への配慮など、試験の公平性・公正性を確保するための取組みも集約している。試験の最新情報が確認できるよう、リンク先として各試験実施主体のWebサイトも載せている。

 大学などの「大学入試英語成績提供システム」の利用予定については、8月1日時点の情報を国立大学、公立大学、私立大学、専門職大学、短期大学、専門職短期大学の一覧で紹介している。なお、一覧のうち、文部科学省に回答がなかった大学・短期大学はリンク先が表示されない。利用予定の情報を公表していない大学・短期大学に対しては速やかな公表を要請しているという。

 「大学入試英語ポータルサイト」に掲載している情報は今後、適宜更新される予定。
《奥山直美》

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