新しい大学入試制度、8割以上の高校生「見直すべき」

 2020年度から始まる新しい大学入試制度について、高校生や浪人生の8割以上が「見直すべき」と考えていることが2019年11月6日、スタディプラスが実施した意識調査より明らかになった。不安な点は「情報不足」がもっとも多く、7割にのぼった。

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新入試制度をこのまま実施すべきだと思うか
  • 新入試制度をこのまま実施すべきだと思うか
  • 入試制度の変更について不安な点
  • 入試制度の変更は、受験する大学の選択に影響しているか
 2020年度から始まる新しい大学入試制度について、高校生や浪人生の8割以上が「見直すべき」と考えていることが2019年11月6日、スタディプラスが実施した意識調査より明らかになった。不安な点は「情報不足」がもっとも多く、7割にのぼった。

 意識調査は、学習管理SNS「Studyplus」を運営するスタディプラスが、文部科学省が英語民間試験の実施延期を発表するのと前後して2019年10月31日~11月1日、全国のStudyplusユーザーである高校生と浪人生4,325人を対象にインターネットで実施した。

 2020年度の大学入試制度については、高校生らの83.6%が「実施を見直すべき」と回答。「このまま実施すべき」は16.4%にとどまり、新入試制度に対する不安の大きさが表れる結果となった。

 入試制度の変更について不安な点は、「情報不足」が70.1%ともっとも多く、入試本番まで約1年となっても詳細が未確定な点に悩む受験生の姿が浮き彫りとなった。このほか、「過去問題がない」64%、「英語のテストが変わる」59.4%と続き、「記述式のテストが導入される」「先生たちも経験していない」「合格不合格の予想が立てづらい」などが半数前後を占めた。

 「入試制度の変更は、受験する大学の選択に影響しているか」との問いに対しては、32.4%が「はい」、67.6%が「いいえ」と回答。進学先の選択に影響していると回答した人では、「記述式の問題というと、おそらくマークよりも対策に時間がかかるので、それが間に合わずにワンランク下の大学を受験することになるかもしれない」(千葉県・高校1年生)など、安全を期して志望校のランクを下げるという声が多かったという。

 このほか、自由記述には「詳細が決まらず発表されない点に憤りを感じる。私たちは実験台ではない」(神奈川県・高校1年生)、「入試制度を変更するならば、小学生のころからそれに対応した授業を行ったうえでの新入試制度導入にするべきだと思う」(兵庫県・高校1年生)、「基本的にすべての点で困る。けれど今さらやっぱりやめますと言われてもなお困る」(東京都・高校2年生)など、受験生からの切実な声が寄せられている。
《奥山直美》

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