東大、奨学金支給など「緊急学生支援パッケージ」

 東京大学は2020年5月15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、修学や研究活動に大きな支障が生じた学生に対し、奨学金支給などの支援策「東京大学緊急学生支援パッケージ」の実施を公表した。

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 東京大学は2020年5月15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、修学や研究活動に大きな支障が生じた学生に対し、奨学金支給などの支援策「東京大学緊急学生支援パッケージ」の実施を公表した。

 「緊急学生支援パッケージ」は、苦境を強いられている学生へのさまざまな支援策をパッケージ化したもの。新規の支援となる「緊急給付型奨学金の支給」は、扶養者などの家計の急変や学生のアルバイト収入の減少により、学生生活に大きな支障が生じ、真に経済的支援を必要とする学生を対象に、学生本人からの申請に基づき1人5万円支給する。

 さらに、新規の支援策として「緊急授業料減免の実施」を行う。扶養者などの収入減により、大学の授業料免除基準に該当することとなる学生のうち、「修学支援新制度」の支援対象とならない者に対し、緊急に大学独自の授業料免除を実施する。

 現在、実施中なのは「授業料納付期限の延長」で、2020年度(令和2年度)前期分授業料の納付期限を2か月延長する。当初は5月27日期限だったが、7月27日に変更。なお、納付延長は、家計の急変などの経済状況の変化の有無や程度に関わらず、すべての学生が対象となる。

 国の支援制度などの活用に関する情報も発信。学生を対象に実施される、新型コロナウイルス感染拡大に影響を受けた学生に対する各種支援制度について、広く周知を図るとともに、その申請に必要な手続きを速やかに行う。

 そのほか、学生の教育や生活に関わる支援として、オンライン授業の情報・通信環境に応じ、希望する学生にはモバイル Wi-Fiルーターを無償で貸与している。オンライン授業の円滑な実施を図るとともに、「クラスサポーター制度」と「全学コモンサポーター制度」を創設し、学生サポーターとして登録・活動した学生に謝金を支給する。

 今後、新型コロナウイルス感染の拡大・収束がどのように推移するのか、いまだ予断を許さない状況だが、引き続き学生の経済支援を含む各種の支援方策について検討していくという。

 また、東北大学もすでに「緊急学生支援パッケージ」を実施しており、オンライン学習のためのネット環境支援、学生ピアサポーター制度、緊急経済支援など、多面的にサポートしている。
《田中志実》

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