首都圏の各鉄道、終電繰上げを前倒しへ…1/20から実施

国からの緊急事態宣言発出や自治体からの要請を受けて1月13日、首都圏1都3県で営業している各鉄道事業者が、終電繰上げの前倒しを相次いで発表している。

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JR東日本の山手線では、平日が外回りの大崎~池袋間で19分程度、池袋~品川間で14分程度。内回りの池袋~大崎間で28分程度繰り上がる。土休日は外回りの大崎~池袋~品川間で19分程度、内回りの池袋~大崎間で28分程度繰り上がる。
  • JR東日本の山手線では、平日が外回りの大崎~池袋間で19分程度、池袋~品川間で14分程度。内回りの池袋~大崎間で28分程度繰り上がる。土休日は外回りの大崎~池袋~品川間で19分程度、内回りの池袋~大崎間で28分程度繰り上がる。
  • 東京地下鉄主要乗換え駅での終電前倒し計画(平日)。
  • 東急電鉄の終電前倒し計画。
  • 京浜急行電鉄の終電前倒し計画。
  • 京成電鉄では都営地下鉄浅草線乗入れ列車の行先変更を中心に対応する。
  • 中央線
国からの緊急事態宣言発出や自治体からの要請を受けて1月13日、首都圏1都3県で営業している各鉄道事業者が、終電繰上げの前倒しを相次いで発表している。

終電の繰上げは3月のダイヤ改正で予定されていたが、1月7日、1都3県を対象に緊急事態宣言が発出されたことを受けて、赤羽一嘉国土交通大臣がその前倒しを要請する方針を示していた。

しかし、ダイヤや関連する運用などを改正前に組み替えることは難しいため、今回の前倒しでは各社ともダイヤ改正時に実施するものとは別に、終電付近の列車を減便させる方法などで対応する。

このうち最大手のJR東日本では、山手、東海道、京浜東北・根岸、横須賀、中央・総武線緩行、中央線快速、常磐線快速、武蔵野、埼京・川越、京葉の各線で計42本(土休日は計40本)の終電付近の列車を減便する。

一方、私鉄や公営交通では、次の鉄道事業者が前倒しを発表している。

・小田急電鉄/新宿0時38分発相模大野行き急行からの3本が運休。新宿駅の終電は28分繰上げ。

・京王電鉄/京王線で10~30分程度、井の頭線で10~20分程度繰上げ。新宿駅の終電は14分繰上げ。

・京成電鉄/都営地下鉄浅草線に乗り入れる列車で行先変更や減便を実施。

・京浜急行電鉄/平日のみ本線、久里浜線、逗子線で10~30分程度繰上げ。品川駅の下り終電は21分の繰上げ。

・埼玉高速鉄道/平日のみ下り浦和美園方面を12分程度、上り赤羽岩淵方面を10分程度繰上げ。

・相模鉄道/平日は、横浜0時42分発かしわ台行きと二俣川1時2分発湘南台行き、土休日は二俣川0時17分発横浜行き、湘南台0時26分発二俣川行きが運休。海老名23時55分発横浜行きは二俣川止まりに。

・首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)/下りの秋葉原0時18分発、北千住0時25分発を運休。秋葉原駅の終電は11分繰上げ。

・西武鉄道/池袋線、新宿線、西武有楽町線で一部の下り列車を10~20分程度、最大で23分繰上げ。池袋駅の終電は平日が12分・土休日17分、西武新宿駅の終電は平日13分・土休日23分の繰上げ。

・多摩都市モノレール/多摩センター発が34分、上北台発が20分繰上げ。

・東急電鉄/こどもの国線を除く全線の各ターミナル駅で8~16分程度繰上げ。

・東京地下鉄/全線(土休日は一部の線区)で10~20分程度繰上げ。

・東京都交通局/地下鉄各線で9~21分繰上げ、日暮里・舎人ライナーは平日のみ、見沼代親水公園方面が最大8分、日暮里方面が最大9分繰上げ。

・東京臨海高速鉄道/大崎駅の終電を10分繰上げ(大崎0時17分発を運休とし、0時1分発を0時7分発終電に)。

・東京モノレール/浜松町駅の終電を8分繰上げ(モノレール浜松町0時1分発区間快速が運休)。

・東武鉄道/平日は、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と東上線で最大14分、野田線(東武アーバンパークライン)で柏発を最大18分繰上げ。土休日は東武スカイツリーラインで最大16分繰上げ。浅草駅の終電は14分、池袋駅の終電(平日)は10分繰上げ。

・箱根登山鉄道/箱根湯本発下りが43分、強羅発上りが41分繰上げ。

・横浜高速鉄道/10~20分程度繰上げ。

・ゆりかもめ/新橋駅の終電を20分繰上げ。

・横浜シーサイドライン/23~0時台で、新杉田発が平日5本・休日4本、金沢八景発が平日・土休日とも4本運休(行先変更を含む)。

首都圏の各鉄道、終電繰上げを前倒しへ…終電付近の列車を減便 1月20日終電から実施

《佐藤正樹(キハユニ工房)@レスポンス》

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