早期のリスク検知を可能に「児童虐待予防システム」提供開始

 日本コンピューターは2021年9月16日、保健所や児童相談所等がもつ児童に関する情報を集約し、重要な最新情報やリスク予測を1画面で素早く確認できる「WEL-MOTHER 児童虐待予防システム」を提供開始したことを発表した。

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WEL-MOTHER 児童虐待予防システム
  • WEL-MOTHER 児童虐待予防システム
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 日本コンピューターは2021年9月16日、保健所や児童相談所等がもつ児童に関する情報を集約し、重要な最新情報やリスク予測を1画面で素早く確認できる「WEL-MOTHER 児童虐待予防システム」を提供開始したことを発表した。

 児童虐待予防システムは、自治体内に分散管理されていることが多い予防接種情報や母子保健情報、相談や支援記録情報等の児童情報を一元化。1画面に集約して表示し、時系列順に確認できるため、最新情報を素早く確認できる。

 システムには、高度な分析を可能とする拡張アナリティクスツール「dataDiver(データダイバー)」のAIエンジンを搭載。AIエンジンを用いて、保健所・保健センターの母子保健業務担当課や児童相談所等から連携される情報を統計学的に解析することで、将来起きることを客観的に予測できるため、虐待の早期発見や、重症化防止につなげることができる。

 また、保健所・保健センターの母子保健業務担当課や児童相談所等から連携された情報や、システムに登録された情報をもとに、対象者の日々の経過を確認できる。関係者へアラート通知ができる仕組みもあるため、重要情報に変更が生じた場合でも、即座に把握することが可能。
《桑田あや》

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