新年度に始めたい「2022年小学生の習い事」リセマム編集部お勧めランキング

 近年の傾向を踏まえたリセマム編集部お勧め「2022年小学生の習い事」をランキング形式で紹介する。

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新年度に始めたい「小学生の習い事」
  • 新年度に始めたい「小学生の習い事」
  • 現役東大生が乳幼児期~小学生の時にしていた習い事
  • 2020-2021年人気ランキングの変化
  • オンラインで習いごとをさせて良かったこと
  • 保護者がオンラインでさせたい習い事(複数回答)
  • 双方向ライブ型「デジタルクリエイティブコース」
  • 双方向ライブ型「ビジネス&お金マスターコース」
  • 少人数型「マイクラプログラミングコース」
 新年度に合わせて習い事を検討するご家庭は多いことだろう。特に、4月から小学校に入学するお子さんの保護者にとっては、何を学ばせるのかは楽しくも悩ましい事柄だ。子供にとって大事な経験のひとつであると同時に、将来に及ぼす影響も小さくはない。後になって「習わせておけばよかった」等とならないように慎重に選びたい。そこで、近年の傾向を踏まえたリセマム編集部お勧め「2022年小学生の習い事」をランキング形式で紹介する。

2022年の注目は「プログラミング」



 小学生の習い事では昨今、論理的思考力を育む「プログラミング」が親子ともに人気となっている。プログラミングは、小学生に人気の職業である「YouTuber」「ゲームクリエイター・プログラマー」にも関連しており、また「動画制作」への興味も高まっている。

 保護者がさせたい習い事としては、「水泳」(以降、「スイミング」)「英会話などの語学」が上位を占めている。一方で、インタースペースとユナイトプロジェクトが共同で2021年4月に行った調査によると現役東大生が乳幼児期から小学生時にしていた習い事の1位が「スイミング」であることからも納得の順位。「英会話などの語学」の背景にはプログラミング教育とともに小学校での必修化があると考えられる。

現役東大生が乳幼児期~小学生の時にしていた習い事
現役東大生が乳幼児期~小学生の時にしていた習い事(画像出典:ママスタまなび)

コロナ禍で関心が集まるオンラインの習い事



 コロナ禍においては感染リスクを考慮してオンラインの習い事への関心も高まりをみせている。実際に人気ランキングには変化がみられ、2020年に1位であった「スイミング」は2021年には「通信教育・塾(オンライン含む)」に首位の座を譲り2位となっている。

2020-2021年人気ランキングの変化
2020-2021年人気ランキングの変化(画像出典:子供の習い事図鑑)

 オンラインならではのメリットがあることも見逃せない。小学館集英社プロダクションが2021年12月に全国の3歳から小学2年生の子供をもつ保護者に行った調査によると、実際にオンラインで習いごとをさせている保護者は「送迎不要で便利」65.1%、「子供の様子が見られて良い」 57.1%、「自宅で自分の時間が持てる」47.6%といったメリットを感じている

オンラインで習いごとをさせて良かったこと
オンラインで習いごとをさせて良かったこと(画像提供:小学館集英社プロダクション(ShoPro))

 保護者がオンラインでさせたい習い事としては、「英会話」「プログラミング」「思考力をのばすための学習」などがあげられ、学校教育においても求められる力として取り上げられることが増えている論理的思考力や問題解決能力の習得を意識している傾向がみられる

 ここでリセマム編集部が注目したいのが、オンラインで「プログラミング」「思考力をのばすための学習」ができるSOZOW(ソーゾウ)だ。SOZOWではデジタルスキルのほかに、金融・経済等のお金の仕組み、最先端テクノロジーやSDGsまで子供たちの好奇心に応じて学べるサービスを提供している。どの授業でも正解のない問いが投げかけられるので、子供たちは自分の頭で考えて自分だけの答えを出していく。さらには、オンラインコミュニティやオンライン発表会でのアクティビティといった「アウトプット型の学び」で伝える力も養えるのが特徴だ。実際のオンライン授業・アクティビティのようすがわかるSOZOW無料体験もあり、対象は小学2年生から中学3年生までとなっている。

1位:プログラミング・思考力をのばすための学習



 2020年から始まっている小学校でのプログラミング教育の必修化への対応という視点だけではなく、これからの社会で必要とされる「自分で学び、自分で理解していく」能力を養える。中でも、前述のSOZOWは思考力をのばすのにうってつけだ。小学校2年生~中学生の子供に向けて「双方向ライブ型」と「少人数型」の2分類・計4コースが稼働している。

◆双方向ライブ型「デジタルクリエイティブコース」

双方向ライブ型「デジタルクリエイティブコース」
双方向ライブ型「デジタルクリエイティブコース」(画像出典:SOZOW)

 「デジタルクリエイティブスキル」を身に付けられるSOZOWでいちばん人気のコース。3か月ごとに開講内容が切り替わり、計1年かけて、プログラミング、マインクラフト、動画制作、デザインという4つの分野を学べる。週1回・約90分のオンライン授業。6つの時間帯から選べ、4つのテーマを3か月ずつ1年間学ぶプログラム。月謝は7,980円。

◆双方向ライブ型「ビジネス&お金マスターコース」

双方向ライブ型「ビジネス&お金マスターコース」
双方向ライブ型「ビジネス&お金マスターコース」(画像出典:SOZOW)

 学校や家庭ではなかなか学ぶことのできない金融やその背景にある経済の仕組み、大人も知らないような「お金」の世界を探求しながら、「やりたい」を実現するための手段となるビジネス・事業づくりを考えるコース。オンラインライブで「インプット」をした後にファイナルミッションを行うプログラム。学んだ知識や発見をもとに作品を発表することで「アウトプット」の力が身に付く。隔週水曜日/土曜日19:00のいずれかから約90分・月2回・6か月全12回で月謝は5,980円。

◆少人数型「マイクラプログラミングコース」

少人数型「マイクラプログラミングコース」
少人数型「マイクラプログラミングコース」(画像出典:SOZOW)

 さらに深めたい人向けの少人数制のコース。マインクラフト×プログラミング、さらに3Dで「自分で考えて作りだす力」を伸ばす。毎週木曜日9:00~/土曜日10:00~/日曜日10時~のいずれか月4回で月謝は12,980円。

◆少人数型「ディズニー・テクノロジア魔法学校コース」

少人数型「ディズニー・テクノロジア魔法学校コース」
少人数型「ディズニー・テクノロジア魔法学校コース」(画像出典:SOZOW)

 「マイクラプログラミングコース」同様にさらに深めたい人向けの少人数制。Scratchなどのブロックコーディングでプログラミングの基礎を学んだ子供たちが次に学べる本格的なコース。ディズニー作品『ズートピア』『塔の上のラプンツェル』などの物語に沿って、Webデザイン・ゲーム制作・メディアアートなどプログラミングの基礎から応用までを学べる。毎週金曜日19時~/日曜日14時~のいずれか月4回で月謝は12,980円。

2位:オンライン英会話



 新学習指導要領では、「話す(やり取り)」「話す(発表)」「聞く」「読む」「書く」の4技能5領域をバランスよく習得していくことが目標となっている。小学校3・4年生では「聞く」「話す(やり取り)」が中心、小学校5・6年生では「読む」「書く」が加わる。小学校での英語教育は3年生からなので、それまでに英語に親しんでおくと安心だ。

 お勧めはイード・アワード2021「オンライン英会話」で総合満足度最優秀賞を受賞した「ECCオンラインレッスン」や部門賞を受賞している「NativeCamp.(ネイティブキャンプ)」「NOVA 新お茶の間留学」等だ。

 「ECC オンラインレッスンこども英会話」(3,080円~/月)はスマホやタブレットでwebサイトを開くだけで予約・予習・レッスンのすべてを完結できる。無料体験レッスンあり。

 NOVA新お茶の間留学の「オンラインこども英会話」(4,070円~/月)は「聞く」「話す」「読む」「書く」4技能を身に付けられ、体験レッスンはPC・スマホ・タブレットで24時間受講可能。

 「ネイティブキャンプネイティブキャンプへのリンク」はレッスン回数無制限、予約不要でレッスン受け放題。子供向けには「キッズコース」と英国発の人気の学習法「カランメソッド」を使用した「カランキッズコース」がある。ファミリープランなら月額1,980円で家族で利用できる。

 また、教育に70年の歴史をもつ学研が提供するオンライン英語学習サービス「KiminiKiminiへのリンク」(1,078円~/月)にはレベル・目的別に150を超える豊富なコースがあり、「小学生コース1・2」では英語を楽しく、いちから学習できる。

3位:スイミング



スイミング
スイミングは、現役東大生が乳幼児期から小学生にしていた習い事第1位

 子供の習い事の中では人気が根強く、常に上位に入っているのが「スイミング」。その理由は、アクトインディが2020年2月に小学生以下の子供をもつ全国の保護者873名を対象に実施した調査結果にみることができる。運動能力の向上や健康増進を目的としたもののほか、「スポーツの習い事の中では、洗濯が楽で保護者の係等がない」というような保護者の負担の少なさがあげられている。また、水泳は小中高校のどの過程でも授業として行われ成績評価もされるわりには、「学校の授業だけでは泳げるようにならない」という意見も見られた。

 お勧めは、オリンピックや世界選手権に出場するアスリートを多く輩出している名門スイミングスクール。以降で紹介するスクールの料金やコースは場所によって異なる場合があるので事前に確認していただきたい。なお、料金はすべて税込。

 東京スイミングセンター(入会金:11,000円・別途月会費)は、北島康介のほかに多くのオリンピック代表選手を輩出している日本水泳界の人材育成を目的に1968年に設立された歴史あるスイミング教室。

 JSSスイミングスクール(入会金:4,400円)は、瀬戸大也のほか有名女性選手が多く実績をあげている。全国88の教室を展開。小学生を対象としたジュニアプログラムは週1回で7,700円/月~。

 イトマンスイミングスクール(入会金:5,500円)は、入江陵介、寺川綾を輩出。4歳~中学生が対象のジュニアクラスは25進級制で正しい泳ぎ方を身に付けられる。週1回・8,250円~/月で無料の「初心者一日体験」あり。

 セントラルスポーツは大手スポーツジムとしても有名だが、鈴木大地等の多くのオリンピック選手を輩出するスイミングスクールもある。セントラルスポーツ・キッズの「スイムスクール 児童」は小学1年生~中学生が対象。週1回で9,680円/月。

 コナミスポーツクラブのスイミングスクールもオリンピック出場選手を輩出している。キッズスクール「運動塾」のスイミングスクールは子供の年齢・体力・能力に応じた段階別指導で進級ステップ表を設けて上達度合いを可視化している。小学生以上が対象の児童コースは週1回・9,460円~/月。1,100円で体験可能。

4位:ピアノ



ピアノは脳のさまざまな分野を発達させる
ピアノは脳のさまざまな分野を発達させる

 前述の通り、「スイミング」と並んで現役東大生が乳幼児期から小学生時にしていた習い事の2位にランク入りしている。2019年7月までメルボルン大学・メルボルン音楽院のディレクターを務めたGary E. McPherson氏の研究では、音楽のレッスンを受けている子供は「正確に発音する力」「言葉を記憶する力」「文法の判断力」「文章の理解力」といった外国語習得能力に優れているという結果が報告されている。音楽の中でも左右の手に同時に違う動きをさせるピアノは、脳科学の観点から脳のさまざまな分野を発達させると言われている。

 大手のピアノ教室は全国に多く展開しており比較的探しやすく、通いやすいのがメリット。公式Webサイトに情報がしっかりと掲載されているため、事前にレッスン内容を確認できる。

 「ヤマハ音楽教室ジュニアスクールピアノコース」は初級から中級レベル。クラシックからポピュラーまでバランスよく選曲されている。ステップ1~6までのレベルがあり各ステップの期間は1年程度。個人レッスンで月3回・1回30分でレッスン料は8,250円~/月、ステップ1の教材費は4,950円~、入会金は別途11,000円。無料体験レッスンあり。

 「カワイのピアノコース」では、歌って弾いて音楽を楽しみながら技術を身に付けるオリジナル教材「サウンドツリー」をメインにした独自の教育方法をとっている。テキストやワークブックで楽譜を読む、リズムや記号を理解するといった音楽を読み取る力も育む。「小学生からのピアノコース」は個人レッスンで週1回・1回30分で授業料は7,700円~/月、入会金は別途11,000円、運営管理費1,707円このほかに教材費がかかる。兄弟姉妹でレッスンを受ける場合、2人目以降の入会金割引あり。1回30分の無料体験レッスンがあるほか、受講料以外が無料になる初心者限定1か月のお試し3回レッスンも用意されている。

 一方で、個人のピアノ教室のメリットは、評判の良い信頼できる先生を選べるところだ。レッスン日や時間の調整がしやすい点も魅力。口コミや紹介等が難しい場合には、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)が運営する「ピティナ・ピアノ教室紹介」を利用して教室を探すのもお勧めだ。全国の9,000名以上の先生からエリアや目的に応じて希望の先生への申込みを無料で仲介してくれる。

5位:通信教育(計算・漢字・英語)



オンライン通信教育
オンライン通信教育では漢字・計算・英語・プログラミングまで学べる

 すべての学力の基礎となるのが「読み・書き・計算」。計算といえば「そろばん」を習っていたという保護者世代が多くみられるが、オンラインの通信教育なら計算だけではなく、漢字、英語、中にはプログラミングまで学べるものもある。家庭で学習習慣を身に付けられ基礎学力を伸ばせる点もありがたい。タブレット教材か紙の教材かを選べるコースもあるので、家庭の事情にあわせて選択できるのも魅力。金額的には紙の教材のほうがタブレット教材よりもやや高い傾向にある。

 お勧めは「イード・アワード2021「通信教育」で最優秀賞、部門賞を受賞している「小学ポピー」「スマイルゼミ 小学生コース」、Z会の通信教育「小学生コース」「小学生タブレットコース」「進研ゼミ 小学講座 チャレンジタッチ 」。

 「小学ポピー」(3,800円/月)は教科書に合わせた内容で学校の授業に合わせて勉強できる。英語、漢字、計算もしっかり学べる。「無料おためし見本」あり。

 「スマイルゼミスマイルゼミへのリンク 小学生コース」(3,278円~/月)は専用タブレット(10,978円)で英語を含めた5教科に漢検ドリル・計算ドリルが付属し、プログラミングも標準配信。無料体験あり。

 「Z会の通信教育 小学生コースZ会の通信教育へのリンク」(4,114円~/月)は紙の教材で学び、表現力・記述力を養う。英語・プログラミングも学習できる。「小学生タブレットコース」(2,992円/月~)は手持ちのタブレットで学べるコース。こちらも英語・プログラミング学習に対応している。

 【進研ゼミ小学講座】進研ゼミ小学講座へのリンクの「チャレンジタッチ」(3,180円~/月)はタブレットで、「チャレンジ」は紙のテキストを中心に学ぶコース。授業がわかる教科書対応で英語・プログラミング学習対応。漢検・英検対策もある。無料体験教材あり。

保護者の負担や選ぶ際の注意点



 保護者にとっての負担は、月謝等の経済的なものばかりではなく、送迎やユニフォームの洗濯、手伝いや応援、保護者どうしの付き合い等多岐にわたる。昨今は、新型コロナウイルスへの感染リスクも心配の種だ。オンラインの習い事であれば物理的な負担や心配事はかなり軽減されるが、オフラインの習い事の場合にはこうした点も考慮にいれておきたい。

月謝の平均金額は14,760円、習い事の数は1~2個



 ソニー生命保険が、2021年1月に大学生以下の子供がいる20歳以上の男女に行った「子供の教育資金に関する調査」によると、小学生の親が習い事や家庭学習、教室学習等にかける費用いわゆる「学校外教育費」の平均支出額は月額14,760円だ。また、習い事の数について約5割が1つ、3割が2つと回答。習い事にかける週の平均時間は約5割が30分~2時間という調査結果もある。

小学生の学校外教育費の支出額
小学生の学校外教育費の支出額(画像出典:ソニー生命保険「子供の教育資金に関する調査」)

人気の習い事 保護者の負担一覧



 以下は人気の習い事について、頻度、月謝の平均金額・価格帯、月謝以外の金銭的負担についてまとめた一覧表だ。なお、平均金額・価格帯いずれかのデータがないものについては記載していない。

習い事の種類月謝の平均金額月謝の価格帯月謝以外の金銭的負担
プログラミング-6,000円~10,000円パソコンが不要な教室もある。オンラインであれば、ノートPCが必要。
英語・英会話教室7,623円6,000円~15,000円想定外の出費はないところがほとんどだが、月謝以外に教材費がかかるので注意。
スイミング6,776円6,000円~7,000円想定外の出費はないところがほとんどだが、競泳水着やゴーグル等の購入が必須の教室もあるので注意。
ピアノ5,400円5,000円~8,000円月謝以外に教材費、発表会の参加費用がかかる。ピアノ購入も大きな出費。
通信教育-3,000円~10,000円紙・タブレット教材の費用が別途かかる。タブレット代金無料キャンペーン等もある。
サッカー3,596円3,000円~5,000円月謝以外に練習着・靴・大会用ユニフォーム、合宿代、大会参加費用等がかかる。
そろばん2,926円-想定外の出費がないところがほとんど。教材費がかかる教室もある。

長続きの秘訣は子供のやる気



 長続きの秘訣は、本人のやる気と子供に合うかどうかにかかっている。保護者がどれだけやらせたいと思っても、肝心の子供にその気がなければ貴重な時間とお金を浪費するだけになりかねない。一方で、子供の都合ばかりを優先させるわけにもいかない。「保護者がやらせたいこと」と「子供がやりたいこと」の折り合いをつけるには、子供とよく話し合い、本人のやる気を見極めることが肝要だ。また、モチベーションの継続には子供との相性も大切。オフラインの場合には教室の雰囲気や講師の人柄等の感触を得るために子供と一緒に見学する、オンラインの場合には無料体験に申し込んでみるといったことが判断の助けになる。
《安藤里恵》

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