子供の携帯電話、心配ごと1位「長時間利用」時間制限は1割

 子供の携帯電話利用で心配なこと第1位は「携帯電話の長時間利用」、一方、時間制限機能を利用している保護者は1割程度であることが、通信費・家計見直しサイト「Soldi」が、2022年4月20日に公表した調査結果から明らかとなった。

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子供の携帯電話事情
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 子供の携帯電話利用で心配なこと第1位は「携帯電話の長時間利用」、一方、時間制限機能を利用している保護者は1割程度であることが、通信費・家計見直しサイト「Soldi」が、2022年4月20日に公表した調査結果から明らかとなった。

 「子どもの携帯電話事情」についての調査は、エイチームライフデザインが運営する通信費・家計見直しサイト「Soldi(ソルディ)」が、同社が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」の利用者の中で、24歳以下の子供がいる保護者640名を対象にインターネットで実施したもの。調査期間は、2022年3月1日~3月24日。

 子供の携帯電話デビューの時期は、小学1年生が18.1%でもっとも多く、ついで小学6年生12.7%。子供に携帯電話を持たせた理由1位は「緊急時の連絡のため」。ついで、「入学や新学期にあわせて」「周りの友達で持つ子が増えてきたから」だった。このことから、入学等で新しく始まる環境にあわせて携帯電話を持たせる保護者が多いことがわかる。

 子供に携帯電話デビューをさせた保護者が心配していることは「携帯電話の長時間利用」50%がもっとも多く、ついで「視力の低下」36%、「学力の低下」29%。心配ごとを解消する具体的な対策としては、「フィルタリング(アクセス制限)機能」45%がもっとも多く、「プラン(料金)の制限」28%、「何もしていない」24%が続いた。

 その他、「利用アプリの制限機能」23%や「位置情報監視(GPS)機能」22%等、さまざまな機能の活用と制限対策を行っており、携帯電話の使用が子供に悪影響を及ぼすのではないかと心配している保護者が多いようすが読み取れる。一方、携帯電話を「持たせている」保護者が一番心配している「利用時間制限」に関して、対策ができている人はわずか1割程度にとどまった。

 また、子供に携帯電話を持たせない理由としては、76%の保護者が「まだ携帯電話を持つには幼いと思うから」と回答。小学校入学前から大学生に至るまで、世代を問わず最多となったことから、子供の年齢に関係なく、携帯電話を持たせるのは心配だという親心が垣間みえる。

 最後に、子供に携帯電話を持たせていない保護者を対象に「どういうことができたら携帯電話を持たせようと思うか」と尋ねたところ、「アプリの利用制限」や「携帯電話の利用時間制限」が多くあがった。
《川端珠紀》

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