大学生の就職率2年連続ダウン、下げ幅は縮小…旺文社

 旺文社教育情報センターは2022年5月24日、文部科学省と厚生労働省による就職状況調査をもとに「2022年大学生の就職率95.8%!前年より0.2ポイントダウン」と題した就職率分析を掲載した。コロナ禍の影響から2年連続でダウンしたが、落ち幅は小幅とどまった。

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大学生の就職率の推移 (c) 2022 旺文社 教育情報センター
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 旺文社教育情報センターは2022年5月24日、文部科学省と厚生労働省による就職状況調査をもとに「2022年大学生の就職率95.8%!前年より0.2ポイントダウン」と題した就職率分析を掲載した。コロナ禍の影響から2年連続でダウンしたが、落ち幅は小幅とどまった。

 文部科学省と厚生労働省は5月20日、2022年4月に就職した大学生・短大生等を対象とした「大学等卒業者の就職状況調査」を公表。旺文社教育情報センターでは、これをもとに5月24日、「2022年大学生の就職率95.8%!前年より0.2ポイントダウン」を掲載。大学生の就職率の推移等をまとめている。

 大学生の就職率は95.8%。2020年は過去最高の98.0%だったが、コロナ禍が突然襲った2021年は96.0%と、落ち幅が過去2番目に大きい2.0ポイントダウンを記録。2022年は、2年連続で下降したものの落ち幅は0.2ポイントにとどまった。

 大学生の就職率の推移をみると、リーマン・ショックの影響を受けたダウンが目を引き、2010年は前年比3.9ポイント減の91.8%、2011年は過去最低となる91.0%だった。旺文社教育情報センターは「リーマン・ショックとコロナ禍では事情は異なるが、今年の就職率は小幅なダウンにとどまったと言えよう」と分析している。

 旺文社教育情報センターでは、大学生の就職率の推移について男女別、文系・理系別、エリア別にわけてグラフを掲載。短大生、高専生、専門学校生の就職率の推移についても紹介している。
《奥山直美》

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