TOEIC L&R国別平均スコア、日本は574点で31位

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2022年6月23日、2021年の世界におけるTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)受験者スコアとアンケート結果を発表した。日本の平均スコアは前回調査531点から43点上がり、574点となった。

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国・地域別平均スコア
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2022年6月23日、2021年の世界におけるTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)受験者スコアとアンケート結果を発表した。日本の平均スコアは前回調査531点から43点上がり、574点となった。

 TOEIC L&R受験者スコアと受験者アンケートの結果は、TOEIC Programを開発しているETSが、全受験者を対象にした2021年TOEICバックグラウンドアンケートの結果に基づいて集計したもの。対象者の総合計は337万4,327人。なお、アンケート結果は回答者の割合がアジア地域が高く、他の地域の結果を正確に反映していない場合や、質問によって回答率が一定ではないため注意が必要。

 バックグラウンドアンケートは、受験者の学歴、職歴、英語の学習と使用、TOEIC L&R受験経験についての情報を収集する自己記入式調査で実施している。アンケートからわかる受験者の特徴をみてみると、年齢層でもっとも多いのは21~25歳(44%)で、性別による差はほとんどなかった。また、英語学習期間は81%が6年以上と回答。11%が半年以上の英語圏滞在経験者だった。

 職種は「科学/技術職」がもっとも多く25%、ついで「事務職」と「マーケティング/販売」がそれぞれ16%を占めていた。受験経験については、39%が3回以上と回答。日本では76%が「過去にTOEIC L&Rを受験したことがある」と回答している。受験目的は、全体では「英語学習のため(30%)」「就職活動のため(27%)」「卒業に必要なため(25%)」が多く、日本では39%が「英語学習のため」と回答している。また、日常生活の英語使用率が1割以下と回答した割合は全体の42%で、この回答が多くあがった国(地域)は、日本・中国・台湾・韓国・香港・ガボン等があげられる。

 国別平均スコアは、1位「ドイツ」826点、2位「チリ」807点、3位「レバノン」800点、4位「イタリア」794点、5位「フィリピン」793点、6位「コスタリカ」765点、7位「ベルギー」760点、8位「インド」759点、9位「モロッコ」749点、10位「ヨルダン」745点。日本は31位と、2020年調査よりランキングは下がったものの、スコアは531点から43点上がり、574点となった。

◆TOEIC L&R 国別平均スコア
1位「ドイツ」826点
2位「チリ」807点
3位「レバノン」800点
4位「イタリア」794点
5位「フィリピン」793点
6位「コスタリカ」765点
7位「ベルギー」760点
8位「インド」759点
9位「モロッコ」749点
10位「ヨルダン」745点

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