初のリアル開催「全国選抜小学生プログラミング大会」作品募集

 全国新聞社事業協議会は、全国の小学生を対象とした「2022年度全国選抜小学生プログラミング大会」の開催を発表。過去2年はオンライン開催だったが、2022年度は初めてとなるリアル開催を予定している。

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みらいをつくるファイナリストが全国から集結
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 全国新聞社事業協議会は、全国の小学生を対象に「2022年度全国選抜小学生プログラミング大会」の開催を発表した。過去2年はオンライン開催だったが、2022年度は初めてとなるリアル開催を予定。「みんなのみらい、みんなでつくろう」を大会スローガンに、アイデアがつまった未来志向の作品を募集する。

 同コンテストは、2020年度に小学校で必修化されたプログラミング教育によって育まれる思考力を活用し、共生社会の実現やさまざまな社会課題の解決に向けて明るい未来を創造する子供たちを応援したいという思いから開催されているもの。高度なプログラミング技術をもつ「天才発掘」ではなく、プログラミングによって社会を生き抜く思考力・行動力・プロデュース力を含めた総合的な「人間力」を育てることに寄与する目的で全国規模で実施する。

 リアル開催が決まった2022年度の全国大会の舞台は東京。プログラミング言語は不問で、応募資格は2023年3月卒業予定の6年生を含む小学生。個人または団体(1チーム4名まで)で居住エリアの地区予選に参加し、「みんなのみらい」をテーマに独自の発想やアルゴリズムに基づいたプログラムにより制作した、アプリ・映像・ロボット等の作品を応募し、3分間のプレゼンテーションを実施する。各都道府県での地方大会を突破したファイナリストは、2023年3月に東京での全国大会で都道府県代表として作品やアイデアを発表する。全国大会では、グランプリ・準グランプリの他に複数の賞を設定して全員を表彰する。

 2021年度は全国から927組の応募があり、37都道府県の代表者による大人顔負けのプレゼンテーションが繰り広げられ、県の伝統工芸品・大島紬をテーマにしたアプリを開発した鹿児島県代表の小田原叶和さんがグランプリを受賞した他、家族の薬の飲み忘れを防ぐアプリ、カルタを通してSDGsについて楽しく学べるツール等、身近な問題や社会課題の解決につながるような作品が数多く集まった。大会Webサイトでは、過去2回の大会のようすを動画等で知ることができる。

 なお、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、オンライン方式への切り替え等、開催方法に変更が生じる場合がある。

◆2022年度全国選抜小学生プログラミング大会
大会スローガン:みんなのみらい、みんなでつくろう
全国大会開催日:2023年3月5日(日)
全国大会会場:東京都内のホール(予定)
テーマ:みんなのみらい
※自分のみらい、大切な人のみらい、地域のみらい、みんなの明るいみらいのために役立つようなアイデアがつまった未来志向の作品を募集する
プログラミング言語:不問
審査対象資格:日本在住の6歳以上12歳以下(2022年4月1日時点)の小学生
参加スタイル:個人または団体(1チーム4名まで)
全国大会出場資格者:地方大会(予選)で選出されたファイナリスト 
※選抜大会のため各県ごとには代表者は選出されない
応募方法:各県大会の応募要項・大会規約を確認する
募集内容:独自の発想やアルゴリズムに基づいたプログラムにより制作したアプリ・映像・ロボット等
採点基準:発想力40点満点・表現力30点満点・技術力30点満点の100点満点
発表:3分間のプレゼンテーション 
※作品制作のきっかけや思い・特徴・苦労した部分等の発表を想定
審査員長:情報通信総合研究所 特別研究員 平井聡一郎氏
表彰:グランプリ・準グランプリの他に複数の賞を設定し、全員を表彰する 
※出場者すべての順位付けは想定していない

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《増田有紀》

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