入試変更点一覧は、2022年7月29日版として国公立大学と私立大学の医学部医学科入試における2023年度の変更点について、一般選抜を中心にまとめたもの。各大学の日程や入試方式ごと、前年度(2022年度)入試の内容とともに変更点を掲載している。
このうち、東京大学は前期日程の第1段階選抜基準を約3.5倍から約3倍に変更。岐阜大学は後期日程を廃止。金沢大学は、前期日程2次試験の口述試験において勉学意欲と資質、医師としての適性等を判断するための多面的試問を実施。医師の適性を欠くと判断された場合は、学力検査の成績に関わらず不合格となる場合がある。
広島大学では、前期日程の個別試験において、従来の理科重視型「A配点」と一般型「B配点」に加え、英数重視型の「A(em)配点」を新規実施。佐賀大学は、前期日程と後期日程の個別試験において、2022年度入試で100点としていた調査書の点数化をやめる。和歌山県立医科大学は、県民医療枠を現行の県民医療枠A、産科の医師を育成する県民医療枠B(産科枠)、和歌山県内で不足する産科・小児科・精神科の医師を育成する県民医療枠C(不足診療科枠)の3つに分類する。
一方、私立大学では北里大学が一般選抜の第1次試験会場に東京を追加。東海大学は、一般選抜の第1次試験の数学の出題範囲から「数学III」を除外。関西医科大学は学費を改定。諸会費を除く学費について、1年次290万円(2022年度は570万円)、2年次以降6年次まで1,810万円(同2,200万円)、6年間総額2,100万円(同2,770万円)と大幅に値下げする。
なお、掲載内容は今後変更等の可能性があるため、各大学公表の最新情報を大学Webサイト等で必ず確認すること。