博士課程進学、3割がキャリアや収入への影響懸念…文科省調査

 文部科学省 科学技術・学術政策研究所は2023年1月31日、第2回となる「修士課程(6年制学科を含む)在籍者を起点とした追跡調査(令和3年度修了・卒業予定者)」の結果を公表した。博士課程進学がキャリアや収入に与える影響を懸念する回答は3割以上にのぼった。

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修士課程修了者の進学率
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 文部科学省 科学技術・学術政策研究所は2023年1月31日、第2回となる「修士課程(6年制学科を含む)在籍者を起点とした追跡調査(令和3年度修了・卒業予定者)」の結果を公表した。博士課程進学がキャリアや収入に与える影響を懸念する回答は3割以上にのぼった。

 国内の修士課程修了者の進学率は、経済的理由やキャリアパスへの不安、期待に沿わない教育研究環境等の理由から、2000年度は16.7%、2021年度は9.7%と減少傾向が続いている。科学技術・学術政策研究所では、2020年度から修士課程在籍者を対象に在籍中における経済的支援状況、進路状況、博士課程への進学率を向上させるための政策等について調査を行い、今回は2回目の調査結果を公表した。

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《川端珠紀》

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