ニフティは2023年2月20日、運営する子供向けサイト・ニフティキッズにて実施した「勉強・受験」に関するアンケート調査の結果を公開した。小中学生の勉強に対する姿勢や、教科の好き嫌い等が明らかになった。
調査は2022年12月～2023年1月、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象にインターネットにて実施した。有効回答数2,042件。
最初に、勉強の好き嫌いについて尋ねたところ、「勉強が好き」「どちらかと言えば好き」と答えた小学生は59％、中学生は46％だった。中学生ではやや減少したものの、半数を超える小中学生が勉強を好意的にとらえていることがわかった。
次に「好きな教科」を選択したもらったところ、小学生は多い順に「算数・数学（22％）」、「国語（21％）」、「社会（20％）」、「理科（13％）」「好きな教科はない（13％）」、「英語・外国語活動（11％）」という結果に。一方、中学生は「英語・外国語活動（22％）」、「社会（21％）」、「国語（17％）」、「数学（14％）」「好きな教科はない（14％）」、「理科（12％）」という順となり、中学生で1位だった「英語・外国語活動」は、小学生では最下位というかたちになった。
「苦手な教科」は、小中学生ともに「算数・数学」がもっとも多く、小学生の41％、中学生の42％が「算数」が苦手とし、小学生2位の「苦手な科目はない（14％）」、中学生2位の「英語・外国語活動（18％）」を大きく引き離した。小学生は「好きな教科」の1位も「算数・数学」であり、算数が好きな子がいる一方で嫌いな子も多く、好き嫌いが分かれることがわかる結果となった。
普段勉強している場所について、小学生でもっとも多いのは「家のリビング」で46％、ついで「自分の部屋」で40％だったが、中学生では「自分の部屋」が55％、「家のリビング」が31％という結果に。小学生は家の人の目が届く場所で勉強するが、中学生になると自室で勉強する人が増えるようだ。
1日の勉強時間について、小学生では「30分～1時間（26％）」がもっとも多く、ついで「30分未満（18％）」「1時間～1時間半（17％）」「3時間以上（17％）」という結果に。一方、中学生では「30分～1時間（18％）」と「3時間以上（18％）」が同率であり、勉強をする人と、あまりしない人との差が浮き彫りになった。
