2023年4月に創立したこども家庭庁は、子供や若者がさまざまな方法で自分の意見を表明し、社会に参加することができる新しい取組み「こども若者★いけんぷらす」をスタート。取組みに参加する小学1年生～20代の「ぷらすメンバー」をWebサイトで募集する。
こども家庭庁は、常に子供や若者の視点に立ち、子供や若者にとって一番良いことが何かを考える「こどもまんなか社会」の実現を目指し、何よりも子供・若者の意見を大切にしている。その一環として、これまで大人中心だった国や社会を、子供・若者の意見を聴いて子供中心に変えていく大胆なチャレンジ「こども若者★いけんぷらす」に取り組む。
「こども若者★いけんぷらす」は、子供・若者が政策に対して意見を伝え、政策を決めるプロセス（過程）に主体的に参画する機会・場を得ることを目的に実施。さらに、政府が子供・若者の意見を広く聴いて制度や政策に反映し、制度や政策をより良くすること、社会全体にこの取組みを広く発信することで、子供・若者の意見を聴くことの大切さについての理解を広げることを目的としている。
意見を伝えるテーマは、こども家庭庁や各省庁が示したテーマに限らず、ぷらすメンバーが選んだテーマについても意見を伝えることが可能。ぷらすメンバーが意見を伝える準備ができるよう、テーマについては事前にわかりやすく情報提供する。意見は、対面（リアル／オンライン）、Webアンケート、チャット等、さまざまな方法で伝えることができ、意見を伝えやすい雰囲気作りのためファシリテーターが参加する場合もある。
ぷらすメンバーの登録対象は、2023年4月の時点で小学1年生～おおむね20代の人（1993年4月2日生まれ～2017年4月1日生まれ）。対象であれば、こども家庭庁のWebサイトから誰でも、いつでも登録できる。
なお、ぷらすメンバーが伝えた意見は、こども家庭庁や各省庁で審議会の資料にする等、担当する職員が必ず読み、政策づくりや実行に生かしていく。また、伝えた意見をどう反映したか、反映しなかった場合はどうしてかのフィードバックも実施。「こども若者★いけんぷらす」の取組みを社会に広く発信することで、子供や若者の意見を聴くことの大切さを周知することも目指す。
