U-22プログラミング・コンテスト2023、最優秀賞は東大生

 U-22プログラミング・コンテスト2023は、2023年11月19日の最終審査会において各賞を決定した。経済産業大臣賞(総合)は、東大生の真家彩人さんが開発したAIシンセサイザー「OneSynth」が受賞。同大臣賞の2部門には小学生の作品が選ばれた。

教育業界ニュース プログラミング
経済産業大臣賞受賞者と近山審査委員長
  • 経済産業大臣賞受賞者と近山審査委員長
  • 制作者による記念撮影

 U-22プログラミング・コンテスト2023は、2023年11月19日の最終審査会において各賞を決定した。経済産業大臣賞(総合)は、東大生の真家彩人さんが開発したAIシンセサイザー「OneSynth」が受賞。同大臣賞の2部門には小学生の作品が選ばれた。

 U-22プログラミング・コンテストは、自らのアイデアについて、プログラミング技術で表現する22歳以下を対象とする作品提出型のコンテスト。受賞者には、賞金などの副賞だけでなく、自らの成長を促すための、ステップアップの道も開かれる。2023年は、応募者総数1,116名、エントリー310作品のうち、事前審査を32作品が通過、一次審査を経て16作品が入選し、最終審査へと進んだ。

 11月19日に開催された最終審査会には、制作者本人が現地会場でプレゼンテーションを披露。審査の結果、経済産業大臣賞(総合)は、東大生の真家彩人さんが開発したAIシンセサイザー「OneSynth」が受賞した。審査会は「全応募作品のうち、3つのカテゴリ(プロダクト、テクノロジー、アイデア)の観点から見ても大変優れており、総合的にもバランスが取れている」と評価。真家さんは「過去3度コンテストに挑戦し、審査員に育ててもらった」と受賞の喜びを語った。

 経済産業大臣賞の各部門の受賞者および受賞作品は、テクノロジー部門が市立札幌大通高校の小田悠真さんの作品「cl-waffe2」、アイデア部門がつくば市立手代木南小学校の小林悠太さんの作品「関数型のコンパイラ言語Yet」、プロダクト部門が小平市立小平第二小学校の小林幸ノ心さんの作品「数学好きのラクガキパズル」。2部門を小学生が受賞するという快挙を成し遂げた。

 また最終審査会の同日、第2回U-22キービジュアルコンテストの結果も発表。優秀賞には、静岡大学のヤマネさん、大阪芸術大学のうださん、広島大学のBooksさんの作品が選出された。U-22プログラミング・コンテスト2023の最終審査結果は、公式Webサイトで公開。受賞作品の評価や作品概要なども掲載している。

《川端珠紀》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top