日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニックは2023年12月13日、共同で実施した「子供がなりたいと言ったら反対する職業」に関するアンケートの結果を公表した。子供の夢がどんな夢でも応援したいと思う保護者が8割を超えた一方、応援しようと思わない職業やその理由が明らかになった。
アンケートは2023年11月24日～12月7日、現在高校生以下の子供がいる全国の男女を対象にインターネットにて実施した。有効回答260サンプル。
はじめに、子供が「将来の夢」や「なりたいもの」があると言ったことがあるかどうか尋ねたところ、66.2％が「ある」と回答。1度でも「なりたい」と言ったことがあるものをすべて選択してもらったところ、「YouTuber（動画配信者）」が21.5％でもっとも多く、以下「プロスポーツ選手（16.3％）」「漫画家・イラストレーター・アニメーター（12.8％）」と続いた。
つぎに、自分の子供に「将来の夢」や「なりたいもの」が見つかった場合、どんなものでも応援しようと思うか尋ねたところ、88.1％が「応援しようと思う」と回答。「子供が夢をもつことは大事、それを応援するのは親としての義務（50代・男性）」「子供の将来の夢は勉強を頑張る最大のモチベーションだから（40代・女性）」などの声があげられた。
一方、子供の将来の夢がどんなことでも「応援しようとは思わない」との回答も11.9％みられ、「明らかに才能がないものになりたいと言われても反対する（60代・男性）」「その職業で食べていけるなら応援するけど、食べていけないなら、副業くらいにとどめてほしい。（30代・女性）」などの声が寄せられた。
「どんなことでも応援できる訳ではない」と回答した人に、もし子供が「なりたい」と言ったらもっとも応援できないものを1つだけ選択してもらったところ、もっとも多かったのは「お笑い芸人」で25.8％、続いて「YouTuber（動画配信者）」「インフルエンサー」各19.4％、「プロゲーマー」16.1％という結果となった。
お笑い芸人は「安定性、職業としての価値が特にわかりにくいから（30代・男性）」、YouTuber（動画配信者）は「事務所などもあるようだが、個人的に好き勝手やっているイメージがある。（40代・女性）」、インフルエンサーは「子供がなる時代にはもう流行っていないと思う（40代・女性）」などが理由としてあげられた。
アンケート結果の詳細は、日本トレンドリサーチのWebサイトで確認することができる。
