【高校受験2025】兵庫県立高、発展的統合で6校を新設

 兵庫県教育委員会は2023年12月21日、2025年度の発展的統合を盛り込んだ県立高等学校の実施計画を公表した。新設される「北神戸総合」「神戸学園都市」「西宮苦楽園」「三木総合」「姫路海城」「播磨福崎」の6校について、設置学科や学びの特色などを示している。

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 兵庫県教育委員会は2023年12月21日、2025年度(令和7年度)の発展的統合を盛り込んだ県立高等学校の実施計画を公表した。新設される「北神戸総合」「神戸学園都市」「西宮苦楽園」「三木総合」「姫路海城」「播磨福崎」の6校について、設置学科や学びの特色などを示している。

 兵庫県教育委員会は、2022年4月に策定した「県立高等学校教育改革第三次実施計画」に基づいて今回、県立高校(全日制)の望ましい規模と配置に向けた2025年度の発展的統合に関する実施計画を策定・公表した。

 神戸北と神戸甲北の統合校は「北神戸総合」で、現神戸甲北の校舎・施設を活用。三木北・三木東・吉川の統合校は「三木総合」で、現三木東の校舎・施設を使う。両校とも総合学科(単位制)を設置。募集定員の50%を占める推薦入学は、全県が対象となる。

 伊川谷と伊川谷北の統合校は「神戸学園都市」で、現伊川谷北の校舎・施設を使用。西宮北と西宮甲山の統合校は「西宮苦楽園」で、現西宮北の校舎・施設を使用。福崎と夢前の統合校は「播磨福崎」で、現福崎の校舎・施設を利用する。各校とも普通科を設置し、このうち1学級は文理探究科とする。募集方法は、普通科が学力検査、文理探究科が推薦入学。

 姫路南・網干・家島の統合校は「姫路海城」。現姫路南の校舎・施設を活用する。普通科を設け、このうち1学級は地域科学探究科を設置。募集方法は、普通科が学力検査、地域科学探究科が推薦入学となる。

 普通科新学科となる「文理探究科」「地域科学探究科」は、特定の教科を重点的に学ぶ専門学科とは異なり、国・数・理・社・外などの普通教科を中心に学びながら、教科で学んだことを横断的に結びつけ、地域や社会の課題を発見し、課題の解決に取り組む探究活動を実施するという。

 学校規模は、いずれの統合校でも1学年6~8学級を想定。募集定員は、2024年10月に決定する。統合対象校では、学校行事などの合同実施、部活動での合同チームによる大会・コンクール参加などを検討する。新しい学校名については、「兵庫県立高等学校の設置および管理に関する条例」の改正を経て正式決定する。

 実施計画には、各統合校のスクール・ミッションやスクール・ポリシー、設置予定の部活動、教育活動の特色などの詳細を記載。中学生・保護者向けに実施計画の概要やスケジュールをまとめたリーフレットも公開している。

《奥山直美》

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