【年頭所感】2024年のリセマムのキーワードは「多様性」と「包括性」

 「お子さまのより良い未来応援サイト」をビジョンに、教育に関するニュースを日々お届けしている「リセマム」。新年を迎え、編集長の加藤紀子より年頭のご挨拶です。

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【年頭所感2024】2024年のリセマムのキーワードは「多様性」と「包括性」
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 あけましておめでとうございます。

 2023年を振り返ると、テクノロジーの進化や学びの多様化など、教育の分野でもさまざまな挑戦があった中、リセマムは読者の皆さまに寄り添うべく、最新の情報を提供し続けてまいりました。昨年1年間もお支えいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 とりわけ、師走には明るいニュースがありました。経済協力開発機構(OECD)による国際的な学習到達度調査「PISA2022」が発表され、日本は数学的および科学的リテラシー、読解力の3分野すべてにおいて世界トップレベルの結果となりました。パンデミックを乗り越え、学校では新しい学習指導要領を踏まえた授業の改善やICT環境の整備が進み、家庭でもICT機器の使用に慣れたことなど、子供たち、先生方、そして保護者の方々を含めた努力の成果であり、着実な前進といえるのではないでしょうか。

 一方で、学びの多様化が進んで選択肢は増えているものの、教育熱心になるほど、それぞれの選択肢の中で人も情報も孤立した状態になる「サイロ」化が進み、偏った情報に煽られたり、子供が合わない環境で無理をしたりといった問題が起きていることも感じています。

 そこで、2024年のリセマムは、「多様性」と「包括性」をキーワードに、さまざまなバックグラウンドをもつ人々がともに成長できる場を目指していきたいと思っています。読者の皆さまの声をしっかりと受けとめ、リセマムが幅広く、そしてより良い情報サービスを提供できるよう、オンラインとリアルの両面から、あらゆる形で積極的な対話を展開してまいります。

 2024年も、リセマムをどうぞよろしくお願いいたします。

 新たな一年が、より良い教育を求める読者の皆さまにとって、希望に満ちたものとなりますように。

《リセマム編集長 加藤紀子》

加藤紀子

京都市出まれ。東京大学経済学部卒業。国際電信電話(現KDDI)に入社。その後、渡米。帰国後は中学受験、海外大学進学、経済産業省『未来の教室』など、教育分野を中心に様々なメディアで取材・執筆。初の自著『子育てベスト100』(ダイヤモンド社)は17万部のベストセラーに。現在はリセマムで編集長を務める。

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