【共通テスト2024】予定どおり実施…能登半島地震の被災者も追試対象に

 文部科学省と大学入試センターは2024年1月3日、2024年度大学入学共通テストの本試験を予定どおり実施すると発表した。能登半島地震の影響で本試験を受けられない受験生には、追試験を受験できる特別措置を講じるとともに、被災地に追試験会場を設置する予定だという。

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 文部科学省と大学入試センターは2024年1月3日、2024年度(令和6年度)大学入学共通テストの本試験を予定どおり実施すると発表した。能登半島地震の影響で本試験を受けられない受験生には、追試験を受験できる特別措置を講じるとともに、被災地に追試験会場を設置する予定だという。

 2024年度大学入学共通テストは、本試験を1月13日と14日、追・再試験を1月27日と28日に実施。追試験会場には、東京外国語大学と京都工業繊維大学が指定されていた。

 文部科学省の盛山正仁大臣、大学入試センターの山口宏樹理事長は1月3日、能登半島地震に関してそれぞれメッセージを発表。1月13日と14日の本試験は予定どおり実施するとしたうえで、個別の試験会場の状況は現在確認を進めていると説明した。

 そのうえで、今回の地震の影響で本試験を受験できない人の追試験の受験申請を可能とする特別措置を実施。被災した人が受験しやすいよう、被災地の大学などと連携して、追試験会場を今後新たに設置する予定であることを明らかにした。

 盛山大臣は「受験生および保護者の方々におかれては、不安を抱えている方もいるかと思いますが、受験生の皆さんが入学試験においてその力を十分に発揮できるように、文部科学省としても引き続き努めてまいります」とのメッセージを寄せている。

 追受験の申請方法、新たに設置する追試験会場など、具体的な情報は今後、文部科学省や大学入試センターのWebサイトなどから発信するとしている。

《奥山直美》

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