【大学受験】現役東大生との触れ合いが「東大志望」に影響

 トモノカイは2024年1月26日、東京大学の学生300人を対象に、東大を志望したきっかけなどの調査結果を公表した。中高などで現役生との交流やオープンキャンパスが多く、現役東大生との触れ合いが志望に影響していることがわかった。

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大学入学前、現役東大生と交流したことはありますか?
  • 大学入学前、現役東大生と交流したことはありますか?
  • 東京大学を目指したきっかけは何ですか
  • 東大を本格的に目指し始めたのはいつですか
  • 入学試験の前日にしたことは何ですか

 トモノカイは2024年1月26日、東京大学の学生300人を対象に、東大を志望したきっかけなどの調査結果を公表した。中高などで現役生との交流やオープンキャンパスが多く、現役東大生との触れ合いが志望に影響していることがわかった。

 トモノカイは、東京大学家庭教師サークルを母体に2000年に設立。教育系アルバイト紹介サイトに登録する大学生・大学院生・留学生など約31万人超(2023年3月末現在)を軸に、教育業界をサポートしている。

 今回は、現役東大生に「東大を志望したきっかけ」などのアンケートを行った。調査対象は、トモノカイの教育系アルバイト紹介サイト「t-news」に登録する、塾や学校での指導や家庭教師など教育系のアルバイト経験がある現役東大生(院生含む)。調査は、2024年1月18日~20日の期間、インターネットリサーチにて。有効回答数は、300サンプル。

 「大学入学前、現役東大生と交流したことはあるか」に対して、「ある」が59.7%、「ない」が40.3%だった。6割近くの学生が、東大に通う現役生の姿をみていたことがわかった。

 「東京大学を目指したきっかけは何か」に対しては、「学校や塾の先生、家庭教師に勧められた/影響を受けた」が31.8%ともっとも多く、ついで「中学や高校でOBOGなど(家族・親族以外の)現役東大生と交流する機会があった」が16.8%、「東大のオープンキャンパスに行った」が15.7%。3割以上の学生が、現役東大生との触れあいがきっかけになったことが明らかになった。

 一方、「家族や親族に東大卒がいた」は9.8%、「雑誌や新聞、Web、入学案内の記事を読んだ」が7.4%、「ドラマなどテレビに出ている現役/OBOGの東大生を見た」が5.2%、「SNSで現役/OBOGの東大生の学生生活を知った」が3.1%と、メディアやSNSの情報がきっかけになった東大生は15.7%だった。

 「東大を本格的に目指し始めた時期」については、「高校生」が80.7%ともっとも多く、「中学生」は11.7%だった。9割以上の学生が、中高時代に東大を目指し始めたことがわかった。

 「入学試験の前日にしたことは何か」(複数回答)については、「長時間の睡眠をとった」が125人でもっとも多く、ついで「試験会場の下見や会場近くでの前泊をした」が114人、「特別なことは何もしなかった」が86人、「好きな音楽を聴いた」が74人、「教員や塾の講師、家族、友人と話した」が60人と続き、普段通りの生活でリラックスすることを意識した人も多かった。

《宮内みりる》

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