文部科学省は2024年7月12日、夏休み明けに増加傾向にある児童生徒の自殺を予防する取組みについて、各都道府県の教育委員会などへ通知を出した。SOS早期把握に向け、ICTツールも活用し、夏休みに入る前からアンケート調査や教育相談、ひとりひとりに対する面談などの対策を求めている。
18歳以下の自殺は、学校の長期休業明けにかけて増加傾向にあり、特に9月1日の始業日は児童生徒の自殺者が顕著に多いことも明らかとなっている。また2023年の児童生徒の自殺者数は513人で過去2番目に多く、2024年1月から5月までの暫定値で自殺者数はすでに182人という状況にある。
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