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首都圏 私大人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率

 2024年度大学入試の入試結果を振り返り、首都圏・私立大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。私立大の志願者は前年比99%と前年並みだったが、大学別にみると明治大学は前年に引き続き、志願者が増加して10万人を超え、東洋大学と法政大学も10万人を超えた。

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首都圏・私立大学人気ランキング2024「志願者数」
  • 首都圏・私立大学人気ランキング2024「志願者数」
  • 首都圏・私立大学人気ランキング2024「受験者数」
  • 首都圏・私立大学人気ランキング2024「実質倍率」
  • 首都圏・私立大学人気ランキング2024「入学辞退率」

 2024年度大学入試の入試結果を振り返り、首都圏・私立大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。私立大の志願者は前年比99%と前年並みだったが、大学別にみると明治大学は前年に引き続き志願者が増加して10万人を超え、東洋大学と法政大学も10万人を超えた。

 河合塾によると、私立大の志願者は前年比99%と前年並みとなった。方式別にみると、一般方式は前年比98%、共通テスト方式は101%とやや増加した。受験者の成績層別の合格率の変化を5年前の2019年と比較してみると、早慶上理では偏差値55以上の合格率が5~10%アップした。MARCHでは偏差値55~60未満の成績層で14%合格率がアップしている。偏差値55~60未満の成績層の合格率が5年前は4割程度となっていたが、2024年度の合格率は5割を超えており、半数以上が合格していることになる。難関私立大では国公立大以上に競争緩和のようすが見て取れたという。

 リセマムでは、首都圏の私立大学で募集人員が1,000人を超える大学のうち、青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、国学院大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、中央大学、東京理科大学、東洋大学、日本大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、早稲田大学(五十音順)の18大学をピックアップした。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2024年度入試結果」を参考にした。

 18大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは明治大学10万9,159人で、前年に続き志願者が増加した。ついで、東洋大学10万2,910人、法政大学10万2,169人と、前年より増加し10万人を超えた。そのほか、早稲田大学8万9,420人、日本大学7万5,839人、中央大学6万5,993人、立教大学5万6,495人となった。

 受験者数がもっとも多かったのは、明治大学10万2,966人、ついで東洋大学9万9,138人、法政大学9万8,118人、早稲田大学8万1,971人、日本大学7万128人、中央大学6万1,833人。

 実質倍率は、早稲田大学5.240倍、法政大学4.293倍、明治大学3.897倍、青山学院大学3.810倍、成蹊大学3.662倍の順に高かった。

 入学辞退率は、慶應義塾大学が62.7%ともっとも低く、早稲田大学67.2%、青山学院大学74.0%、国学院大学74.7%、学習院大学74.8%、中央大学75.7%の順に低かった。なお、入学辞退率は、募集人数を入学者とみなし、合格者数と募集人員との差の、合格者数に対する割合を算出した。

 各項目でのトップ10は以下のとおり。
◆志願者数トップ10
1位 明治大学
2位 東洋大学
3位 法政大学
4位 早稲田大学
5位 日本大学
6位 中央大学
7位 立教大学
8位 東京理科大学
9位 専修大学
10位 青山学院大学

◆受験者数トップ10
1位 明治大学
2位 東洋大学
3位 法政大学
4位 早稲田大学
5位 日本大学
6位 中央大学
7位 立教大学
8位 東京理科大学
9位 専修大学
10位 青山学院大学

◆実質倍率トップ10
1位 早稲田大学
2位 法政大学
3位 明治大学
4位 青山学院大学
5位 成蹊大学
6位 学習院大学
7位 国学院大学
8位 慶應義塾大学
9位 上智大学
10位 中央大学

◆入学辞退率(低い順)トップ10
1位 慶應義塾大学
2位 早稲田大学
3位 青山学院大学
4位 国学院大学
5位 学習院大学
6位 中央大学
7位 日本大学
8位 明治学院大学
9位 成城大学
10位 成蹊大学

《田中志実》

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