advertisement

留学費用、最安はフィリピンで月額42.3万円

 スクールウィズは、2024年度版の国別・留学費用の実態調査を行い、2024年8月22日に結果を発表した。円安の影響により、留学費用は増加傾向であり、もっとも高い国はアメリカで1か月あたり104.1万円、もっとも安い国はフィリピンで42.3万円であることがわかった。

教育・受験 大学生
主要な留学先のモデル費用比較
  • 主要な留学先のモデル費用比較
  • 【フィリピン】主要な留学先のモデル費用比較
  • 【オーストラリア】主要な留学先のモデル費用比較
  • 【アメリカ】主要な留学先のモデル費用比較

 スクールウィズは、2024年度版の国別・留学費用の実態調査を行い、2024年8月22日に結果を発表した。円安の影響により、留学費用は増加傾向であり、もっとも高い国はアメリカで1か月あたり104.1万円、もっとも安い国はフィリピンで42.3万円であることがわかった。

 調査は、スクールウィズが取り扱う語学学校の2024年版の料金表、および政府、各種サービス提供会社の料金などを参照し、2024年3月1日時点での為替レートで集計。費用には、渡航費、現地生活費を含む。調査期間は2024年3月1日~5月31日。

 2024年8月現在、日本から各国に留学する場合の1か月あたりの費用相場(授業料、学校支払い諸費用、滞在費など含む)は、もっとも高い国がアメリカで104.1万円となった。深刻な円安の影響により、留学費用は全体的に上昇しているが、中でも欧米諸国は授業料も高く、費用が高額になる傾向があるという。一方、フィリピンは留学費用がもっとも安く、1か月あたり42.3万円とアメリカの半分以下であり、2番目に安いオーストラリアと比べても約20万円安いことがわかった。

 国別にみると、フィリピンの中でも、近年人気が高まるセブ島は1か月あたり43.5万円で、比較的安いバギオでは1か月あたり37.1万円となっている。フィリピンは欧米に比べて物価が安く、授業料や滞在費を大幅に抑えることができるとして、近年日本からの留学先として人気が高まっている国の1つだという。

 フィリピンについで留学費用が安いオーストラリアでは、ブリスベンは63.9万円、メルボルン64.8万円、シドニー66.6万円となった。オーストラリアは授業料が比較的安く、いずれの地域においても、1か月あたりの留学費用は60万円台に抑えられている。

 アメリカでは、ニューヨーク110.9万円、ボストン103.3万円、ロサンゼルス100.6万円など、大都市では1か月あたり100万円前後の留学費用が必要となる。比較的相場が安い地域でも90万円前後であり、ほかの国と比べて圧倒的に留学費用が高いことがわかる。

 スクールウィズによると、フィリピンは留学費用が他国に比べて圧倒的に安く、日本との時差もほとんどないため、費用面や生活面でのメリットは大きいという。さらに、語学学校ではマンツーマンレッスンを提供しており、英語力向上のためにもお勧めしたい留学先だとしている。今回の調査では平均費用として算出しているが、部屋タイプを1人部屋ではなく、3人部屋にするだけで費用はさらに抑えることができるという。

《中川和佳》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top