東京都教育委員会は2026年8月20日、地方教育行政の組織および運営に関する法律に基づき、2027年度(令和9年度)に使用する都立高等学校等の教科書を採択した。英語コミュニケーションIIがもっとも多く、42種類。過年度の目録に登載された教科書も一定数採択された。
2027年度に都立高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部で使用する教科書として、文部科学省検定済教科書と文部科学省著作教科書をあわせて919種類を採択した。このうち、2027年度使用の教科書目録に登載されているものは719種類、改訂版の発行などにより目録から外れたものの、引き続き使用する必要があるとして採択されたものは200種類となった。
文部科学省検定済教科書では、2027年度使用の目録に登載された749種類のうち688種類と、目録に登載されなくなったもののうち200種類を採択した。また、文部科学省著作教科書は、2027年度使用の目録に登載された50種類のうち31種類を採択した。
教科書の選定にあたっては、各学校が校長を委員長とする「教科書選定委員会」を設置。学習指導要領の各教科の目標などを踏まえ、東京都教育委員会が作成した「高等学校用教科書調査研究資料」を活用して調査研究を行った。そのうえで、生徒の実態などを踏まえ、文部科学省の「高等学校用教科書目録(令和9年度使用)」に掲載された教科書から、各学校に適した教科書を選定した。
教科・科目別に見ると、採択された教科書の種類数には違いがみられる。共通教科では、外国語の「英語コミュニケーションII」が42種類でもっとも多く、「英語コミュニケーションI」が31種類、「論理・表現II」が27種類となった。
国語では「現代の国語」と「古典探究」がそれぞれ29種類、「言語文化」が26種類、「論理国語」が25種類。数学では「数学I」「数学II」がそれぞれ27種類、「数学A」が24種類、「数学B」が25種類、「数学C」が21種類となっている。
理科では「化学基礎」が24種類、「生物基礎」が22種類、「物理基礎」が20種類。情報では「情報I」が23種類、「情報II」が5種類だった。
また、2027年度使用の目録に登載された教科書だけでなく、改訂版の発行などにより2027年度の目録から外れた教科書も採択されている。「英語コミュニケーションII」では42種類のうち15種類、「古典探究」では29種類のうち13種類、「化学基礎」では24種類のうち11種類が、2026年度以前の目録に登載された教科書となっている。

