厚生労働省は12月17日、第49週(12月6日〜12日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。 発表によると、定点あたりの報告数は0.93(患者報告数4,480)と第42週以降増加が続いている。都道府県別では佐賀県(4.87)、北海道(4.48)、長崎県(3.74)、埼玉県(1.93)、大分県(1.91)、沖縄県(1.45)、宮城県(1.36)、福島県(1.33)の順となっている。 警戒レベルを超えている地域は、北海道で2箇所、注意報レベル地域は、北海道で3箇所、佐賀県で1箇所、長崎県で1箇所が認められた。 また15日に発表になった同省の「インフルエンザ患者の国内発生について」資料によれば、12月5日〜11日の間に休校、学年・学級閉鎖となったのは全国で112件。前の週から44件増加した。そのうち82件が小学校、11件が中学校となっている。 さらに東京都でも12月16日、福祉保健局から「インフルエンザの流行開始」について発表があった。都内の定点医療機関における患者報告数が、第49週(12月6日〜12日)に1機関あたりの患者数が1.04人となり、流行開始の目安を超えたという。この間、都内の学校などにおける臨時休業は、幼稚園で1件、小学校で8件、中学校で1件報告されたという。