就活生のスマホ所有率59.3%…前年比42.9pt増

 マイナビは1月24日、「2013年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査(携帯・スマートフォン・SNS等の利用状況について」の結果を発表した。回答数は6,123名(文系男子1,086名、理系男子780名、文系女子3,236名、理系女子1,021名)。

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携帯電話の主な活用方法は何ですか (複数回答)
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 マイナビは1月24日、「2013年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査(携帯・スマートフォン・SNS等の利用状況について」の結果を発表した。

 同調査は、過去にも2009年卒学生、2012年卒学生を対象に実施している。3回目となる今回は、2013年卒業予定のマイナビ全会員を対象として2011年12月26日〜2012年1月15日にアンケートを実施。回答数は6,123名(文系男子1,086名、理系男子780名、文系女子3,236名、理系女子1,021名)。

 携帯電話の主な活用方法を聞いた質問では、トップが「メール」で94.4%、次いで「インターネット」が76.4%(前年比7.8pt増)、「写真を撮る(カメラ・ムービー撮影)」が41.0%(同7.4pt増)、スケジュール管理」が20.4%(同8.4pt増)となった。

 携帯電話でのインターネット利用方法については、「検索して調べものをする」が76.8%で前年と同じくもっとも多いが、「ブログやソーシャルメディア・SNSへの書き込み」は前年比12.8pt増の58.0%となった。さらに、1日の携帯電話の利用時間を「通話」「メール」「ネット」に分けてそれぞれ聞いた質問では、通話やメールを行う時間は前年と比べて短くなっていたが、ネットを閲覧する時間は長くなっている。この1年間で急激にスマートフォンが普及したことなどが影響し、学生にとって携帯電話はインターネットを中心に情報共有や収集、スケジュール管理を行うツールへと変化していることがうかがえる。

 スマートフォンを所有している就活生は、前年比42.9pt増の59.3%となった。地区別で見ると、関東(63.3%)、関西(67.0%)、東海(63.6%)、九州(51.4%)では半数を超えているが、その他の地域では40%台にとどまっている。

 また、スマートフォン所有者の9割以上が「就職活動に役立つ」と回答。その理由としては、「企業セミナーの予約、確認」が86.0%、「企業からのメッセージ(メール)の確認」が74.6%、「地図の閲覧」が69.1%となっている。

 一方、スマートフォンを所有していない学生に、今後の購入予定を尋ねた質問では、「購入予定である+予定はないが、欲しいと思っている」が72.3%となった。

 よく利用するソーシャルメディア・SNSサービスは「mixi」が52.8%ともっとも多いが、前年と比べて8.7pt減少している。一方、「Facebook」は前年比27.3pt増の36.3%、「Twitter」は20.8pt増の46.6%といずれも上昇している。特に、スマートフォン所有者の利用率は非所有者に比べ高く、情報の共有や収集の新たなツールとして急速に定着しつつあるようだ。なお、上位3サービスとも、女子学生の利用率が高い傾向にあったという。

 また、「Facebook」などの実名を伴ったソーシャルメディア・SNSサービスの就職活動への活用状況を尋ねた質問では、「積極的に利用している(したい)」(7.8%)、「一定の範囲で活用している(したい)」(21.7%)、「利用する予定はない」(46.6%)となった。
《前田 有香》

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