小・中学生の母親の4割以上、「子どもが大人になって一人立ちできるか不安」

生活・健康 その他

生活における経済的なゆとり(経年比較)/今後の暮らしむき
  • 生活における経済的なゆとり(経年比較)/今後の暮らしむき
  • 子どもに対する意識「子どもが大人になって一人立ちできるか不安である」(学校段階別)
  • 学力観・勉強観
  • 学習面での母親のかかわり(経年比較 学校段階別)
  • 現在している塾や習い事の種類(経年比較 学校段階別)
  • 平均教育費(経年比較 学年別)
  • 家庭と学校の役割分担(経年比較)
  • 学校の取り組みや指導の総合満足度(経年比較)
 ベネッセコーポレーションは3月6日、同社のシンクタンク「Benesse教育研究開発センター」が首都圏の小・中学生の子どもを持つ母親を対象にしつけや教育に関する意識・実態を調べた「第4回 子育て生活基本調査」の結果を公開した。

 同調査は、小学1年生から中学3年生の子どもをもつ母親(7,519名)を対象に、2011年9月に学校通しによる家庭での自記式質問紙で実施。この調査は、1998年・2002年・2007年にも実施されており、13年間の変化が分析可能なデータとなっている。

 生活における経済的なゆとりの経年比較をみると、生活には経済的に「ゆとりがない」と答えている母親は50.7%にのぼり、今後の家庭の暮らし向きについては、約3割の母親が「悪くなりそう」と回答している。さらに、「子どもが大人になって一人立ちできるか不安」と感じる母親は小学生41.7%、中学生46.2%となった。

 母親たちの学力観・勉強観をみると、「できるだけいい大学に入れるよう、成績を上げてほしい」と考える母親は増加する一方で(07年25.5%→11年30.0%)、「学校生活が楽しければ、成績にはこだわらない」母親は減少している(07年22.4%→11年18.7%)。また、「学校の宿題を手伝う」(小学生07年35.5%→11年40.0%)、「学校や塾のノートに目を通す」(中学生07年33.2%→11年39.3%)など、子どもへの学習面での直接的なかかわりが増えている。

 子どもの習い事について見てみると、小学生も中学生も塾や習い事をする子どもが増えている。小学生はとくにスポーツ系の習い事が増加(07年47.5%→11年54.0%)している。中学生では学習系の習い事の伸びが大きい(07年52.6%→11年59.4%)。一方で、教育費自体は横ばいになっている。

 家庭と学校の役割分担についての考えでは、「授業中騒いだり、立ち歩いたりしないこと」(98年25.7%→11年52.0%)、「友だちとのつきあい方」(98年61.5%→11年71.7%)、「家での学習習慣」(98年85.8%→11年89.4%)などを、家庭が教育することだと考える母親が増えている。その一方、2000年代以降、学校に対する満足度は一貫して向上している(07年74.0%→11年79.1%)。とくに「教科の基礎的な学力をつけること」(02年63.7%→07年66.4%→11年72.6%)など、学習指導への満足度は大幅に向上している。
《前田 有香》

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