転校生の3人に1人が「学習に影響が出た」と回答…ドラゼミ意識調査

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転校による漢字学習への影響
  • 転校による漢字学習への影響
  • 転校による算数の単元学習への影響
  • 国語と算数の教科書は転校前後で変わったか
 転校経験がある小学生の3人に1人が学習に影響が出ていることが、ドラゼミの意識調査でわかった。転校前後で教科書が変わった児童は65%で、授業進度や教科書の変化が「学習もれ」や「重複学習」につながっている実態が明らかになった。

 調査は、ドラゼミを運営する小学館集英社プロダクションが、2012年5月1日~5月31日に実施。ドラゼミを受講している小学生のうち、転校経験のある305人 を対象に保護者を通したインターネットによるアンケートで回答を得た。

 小学1年生~小学6年生まで共通して履修する教科である「国語」と「算数」の学習について、転校が学習環境にどのような影響が与えるか尋ねた。それによると、漢字の学習については、「どちらの小学校でも習うことができなかった」という「学習もれ」が19%、「転校後にもう一度学習することになった」という「重複学習」が12%。「転校による影響があった」とする回答は31%を占めた。

 算数の単元学習についても、「どちらの小学校でも習うことができなかった」は18%、「転校後にもう一度学習することになった」が14%で、「転校による影響があった」という回答は32%だった。転校により授業進度や教科書が変わることで、転校生の3人に1人が「学習もれ」や「重複学習」など、学習への影響を受けていた。中には「転校前後の学校で重複して学ぶことがあった上、結局どちらの学校でも学ぶことができなかった単元があった」という回答もあった。

 転校が学習に影響を与える一因になっている「教科書が変わる」ことについて、実際にどのくらいの転校生が経験しているのかを調べた設問では、「国語も算数も変わった」52%、「国語だけ変わった」3%、「算数だけ変わった」10%。全体では、65%が「転校前後で教科書が変わった」と回答した。教科書は、小学校ごとに採用が異なるため、「転校の前後で同じになる可能性は50%以下」であることもわかったという。

 自由記述の回答では、「音楽以外すべての教科書が変わって大変だった」など、苦労した経験のほか、「教科書が変わっても学年の節目だから学習に影響は出なかった」という声も多数寄せられた。

  調査を行った小学館集英社プロダクションでは、「転校はお子さんにとって生活面だけではなく、学習面でも大きな変化が生まれる可能性が高いことがわかった。転校の際に起こる学習への影響を和らげるには、“小学校の教科書の変化に左右されない、どのような学習環境にも対応できる学力”を築くことが重要であるといえる」としている。
《奥山直美》

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