企業が採用活動で重視するのは「人柄」「熱意」「可能性」、学生のアピールとギャップ

 リクルートキャリアは3月12日、「就職白書2014」を発表した。採用活動で企業が重視する項目は「人柄」「熱意」「可能性」が高い一方、学生がアピールするのは「アルバイト経験」が最多で、企業と学生との間には大きなギャップがあることが浮き彫りとなった。

教育・受験 その他
企業が採用基準で重視する項目と学生が面接等でアピールする項目
  • 企業が採用基準で重視する項目と学生が面接等でアピールする項目
  • 戦力化までの企業の理想と現実、学生の希望
  • 2014年卒の採用数の計画に対する充足状況(12月時点)
  • 2014年卒の入社予定者への満足度
  • 「面接者数」を100とした場合の「内定出し者数」と「内定者数」
  • 「内定出し者数」を100とした場合の「内定辞退者数」と「内定者数」
  • 民間企業を対象に就職活動を行った学生の進路の確定状況 (12月時点)
  • 就職先が確定している学生の入社予定企業への満足度
 リクルートキャリアは3月12日、「就職白書2014」を発表した。採用活動で企業が重視する項目は「人柄」「熱意」「可能性」が高い一方、学生がアピールするのは「アルバイト経験」が最多で、企業と学生との間には大きなギャップがあることが浮き彫りとなった。

 2013年12月~2014年1月、新卒採用を実施している全国の企業4,303社、就職活動を行った2014年卒の大学4年生と大学院2年生の男女8,672人を対象に調査を実施。結果を「就職白書2014」としてまとめた。

 企業が採用基準で重視する項目では、「人柄」(89.4%)、「その企業への熱意」(78.3%)、「今後の可能性」(69.9%)が圧倒的に高かったのに対して、学生がアピールしている項目は「アルバイト経験」(47.7%)、「人柄」(36.9%)、「所属クラブ・サークル」(33.9%)の順に高く、企業と学生には大きなギャップがみられた。

 新卒入社者が戦力になるまでの期間について企業に尋ねたところ、理想は「半年~1年未満」(27.5%)、現実では「3年以上」(24.5%)がもっとも高く、理想と現実との差がはっきりと表れた。学生が回答した「戦力化までの希望」は、「半年~1年未満」(30.8%)がもっとも多く、学生の希望と企業の理想とは同じ傾向にあった。

 2014年卒の新卒採用活動に関する企業の採用充足状況では、「計画通り」「計画より若干多い」「計画よりかなり多い」を合わせた合計は、前年より3.4ポイント少ない58.9%。2014年卒の入社予定者に対する満足度は、「満足」67.4%(前年比1.8ポイント減)、「不満」12.4%(前年比0.9ポイント増)となった。

 企業の面接者数を100とした場合の「内定出し者数」は12.7、「内定者数」は8.2。業種別では、建設業が「内定出し者数」21.4、「内定者数」13.8と他業種より高かった。「内定出し者数」を100とした場合の「内定辞退者数」は35.5、「内定者数」は64.5。業種別の内定辞退者数では、流通業が39.1、サービス・情報業が39.3と高い傾向にあった。

 一方、2014年卒予定学生の就職活動については、2013年12月時点で「民間企業に就職する」「民間企業以外に就職する」とした学生の合計は、前年より3.2ポイント多い77.9%。同時点の内定取得者は、前年より4.2ポイント多い79.7%。就職先確定者の入社予定企業に対する満足度は、「満足」79.5%(前年比1.5ポイント増)、「不満」5.6%(前年比0.8ポイント増)だった。

 インターンシップについては、企業の実施率、学生の参加率ともに上昇傾向にあった。2013年度にインターンシップを実施した企業は、前年度比4.5ポイント増の43.5%、参加学生は前年度比6.5ポイント増の23.9%。実施期間は、企業、学生ともに「3日以上1週間未満」が最多で、実施対象は「大学3年生」が89.1%と突出していた。インターンシップ参加企業に入社予定の学生は16.2%だった。
《奥山直美》

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