父親の4人に1人は平日家事を行わず、8割は1時間未満

 父親の約4人に1人は、平日にほぼ家事を行っていないことが、日本テトラパックが3月27日に発表したアンケート結果より明らかになった。平日は8割が「1時間未満」、休日は4割以上が「1時間以上」家事を行っているという。

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家庭でどの程度家事を行っているか
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 父親の約4人に1人は、平日にほぼ家事を行っていないことが、日本テトラパックが3月27日に発表したアンケート結果より明らかになった。平日は8割が「1時間未満」、休日は4割以上が「1時間以上」家事を行っているという。

 日本テトラパックは、母親や子どもをはじめ、家族のクオリティライフの向上を推進するために、モットーである「PROTECTS WHAT’S GOOD(大切なものを包んでいます)」を体現したCSR(企業の社会的責任)活動を行っている。2013年の活動では、家事と仕事との両立で忙しい母親を支えることを目指し、全国女性会館協議会会員館と、父親や子どもの料理講習会を全国17か所の男女共同参画センターで全21回にわたって共催した。

 講座に参加した父親(126名)を対象に、家庭でどの程度家事を行っているのかをアンケート調査した結果、平日は「1時間未満」が25%ともっとも多く、「ほとんどしていない」22%、「30分未満」21%、「1時間以上」19%、「15分未満」9%、「5分未満」3%が続いた。つまり、「1時間未満」の割合が80%を占める。

 また、休日は「1時間以上」が44%ともっとも多く、「1時間未満」29%、「30分未満」9%、「15分未満」7%、「ほとんどしていない」7%、「5分未満」2%が続いた。

 父親が普段行っている家事の種類は、1位「食事の片付け」22.8%、2位「洗たく」20.8%、3位「子育て」19.4%だった。

 一方、講座に参加した母親(149名)を対象に、家事・育児、仕事の両立などについて、どのような悩みをもっているか聞いたところ、もっとも多いのは「自分の時間がない」23.5%、次いで「体力的にきつい」17.7%、「心身ともに休みが欲しい」13.57%、「家事の負担が大きい」11.6%、「精神的にきつい」8.8%となった。

 講座開催1か月後に行った聞き取り調査では、「夫が家事・育児は大変だと労ってくれたことがとても嬉しい。講座以来、食事の準備を手伝ってくれるようになりました」(母親)や、「洗濯物を取り込んだり、何か手伝おうという意識はするようにしています」(父親)など、受講した父親と子どもたちが家事に対して前向きに取り組むようになったというコメントが寄せられた。

 2014年の活動は、全国20か所の男女共同参画センターで料理講習会を開催予定という。
《工藤めぐみ》

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