リクルート進学総研は5月23日、「高校生のWEB利用実態調査」の結果を発表した。高校生のスマートフォン所有率は82.2%で、3年前の調査時から5.5倍へと激増した。6割が勉強に活用しており、「スマ勉」が高校生の間に定着している実態も浮き彫りとなった。 調査は4月4日~8日、全国の高校生1,438人を対象にインターネットで実施。高校生のスマートフォン所有率は82.2%。2011年14.9%、2012年39.0%、2013年55.0%と、年を追うごとに所持率は増え続け、2011年との比較では5.5倍にもなった。 所持率の伸びとともに利用時間も増加傾向にあり、スマートフォンを1日4時間以上利用している高校生は14.3%と、7人に1人の割合を示した。1日4時間以上利用している生徒の割合は、2011年9.4%、2012年10.8%、2013年11.9%と、増加を続けている。 スマートフォンの利用目的では、「アプリの利用」(92.6%)、「調べもの・情報収集」(92.5%)、「コミュニティサイトへの参加」(89.4%)、「動画を見る」(84.0%)、「メール」(81.4%)、「音楽を聴く」(79.9%)などが高く、幅広い使われ方をしていた。 「勉強をする」も59.1%に上り、スマートフォンで勉強する「スマ勉」が高校生の間で一般化しつつある実態もわかった。 アプリの利用は、2013年調査時の35.5%から2.6倍の伸びをみせ、アプリのインストール数も前年比6.1個増の平均33.2個となった。利用アプリの種類は、「SNS系」が90.6%ともっとも高かった。