【大学受験2015】文低理高に歯止め、国公立大志願状況を河合塾が分析

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国公立大志願状況(出願最終日15 時現在)
  • 国公立大志願状況(出願最終日15 時現在)
  • 国公立大(前期日程) 学部系統別の志願状況
  • 難関国立大の志願状況
 河合塾は2月5日、2015年度入試情報として国公立大学志願状況の速報分析を発表した。学部系統では「文低理高」に歯止めがかかり、医療系などが人気低調だった。難関国立大の志願者は、東京大学が前年並みだったほか、名古屋大学や大阪大学で増加、京都大学や九州大学で減少した。

 分析によると、志願者数は「人文・社会」「教員養成」学系で前年度を上回り、「医」「薬」学系で前年度を下回るなど、近年の学部系統の「文低理高」という人気状況に歯止めがかかった様子だという。

 「人文・社会」学系では、2次試験科目で日本史を選択可とした東京外国語大学、推薦入試を廃止し前期日程の募集人員を40人増とした島根県立大学(総合政策)で志願者が大幅に増加した。

 近年不人気が続いていた法学部でも志願者増が目立っており、東大(文科一類)、一橋、金沢大、岡山大、広島大、九大、鹿児島大などで、すでに前年の最終志願者数を大きく上回る状況となっている。

 「教員養成」学系は、総合科学課程の縮小・廃止などから募集人員が減少しているが、学系全体の志願者数は増加している。

 理系では、「理」学系の志願者減が目立つ一方、「工」学系は難関大を中心に志願者が増加。「農・水産」学系は前年比97.1%となっている。

 近年人気が高い医療系は、各系統とも志願者減となっており、「医」学系は前年比96.7%、「薬」学系は前年比85.9%となっている。

 旧帝大を中心とした難関10大学全体では、前期日程の志願者数は前年比98.7%、約700人の減少。大学別では、東大が前年比100.5%で、文科一類と文科二類がすでに前年の最終志願者数を上回っている。京大は前年比95.9%、法学部や経済学部などで志願者が減少している。

 志願者の増加率が高かったのは、名大と阪大。名大は103.9%で、特に工学部が志願者15%増と高い人気ぶり。阪大は103.1%で、理・工・基礎工の理系3学部が前年の志願者を上回った。一方、九大は94.3%と、難関10大学の中でもっとも減少率が高くなっている。
《奥山直美》

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