文科省「ICTを活用した学びの推進プロジェクト」に20地域を採択

 文部科学省は5月25日、教育の情報化サイトに「ICTを活用した学びの推進プロジェクト」第1次募集の採択先を掲載。指導力アップコースに7地域、ICT活用実践コースに13地域が指定され、2年間の実施期間を予定している。

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「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」について
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 文部科学省は5月25日、教育の情報化サイトに「ICTを活用した学びの推進プロジェクト」第1次募集の採択先を掲載。指導力アップコースに7地域、ICT活用実践コースに13地域が指定され、2年間の実施期間を予定している。

 「ICTを活用した学びの推進プロジェクト」は、同省の「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」のひとつ。もうひとつのプロジェクトである「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」とあわせて、「ICT活用指導力の向上」「発達段階に応じた授業実践体制の整備促進」「環境整備の促進」を行う。平成27年3月13日から4月17日まで第1次募集を行っており、プロジェクトの指定自治体(都道府県・指定都市教育委員会)の一部が決定した。第2次募集は6月10日まで行われる。

 指導力パワーアップコースでは、教員などのICT活用指導力の向上を図るため、教員養成課程を有する大学と連携して研修プログラムを策定・実践する地域の支援を行う。第1次募集では8地域のうち、長野県、静岡県、岐阜県、愛知県名古屋市、兵庫県、奈良県、熊本県の7地域が決定した。

 ICT活用実践コースは、ICTを活用した学びの実践体制構築を図るためのカリキュラム作成に取り組む自治体の支援を行う。第1次募集では30地域のうち、秋田県山本郡八峰町、千葉県千葉市、静岡県伊東市、愛知県安城市、三重県松阪市、滋賀県草津市、島根県、島根県邑智郡美郷町、佐賀県小城市、熊本県球磨郡山江村、鹿児島県霧島市、沖縄県名護市、沖縄県宮古島市の13地域が決定した。

 同事業で開発された研修プログラムやモデルカリキュラムは、ポータルサイトの活用や映像資料の配布などを通じて、全国で共有。「確かな学力」の効果的な育成を促進していく。
《黄金崎綾乃》

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