自由研究コンテスト「高校生科学技術チャレンジ」…優秀研究は国際大会派遣

 朝日新聞とテレビ朝日は、科学・数学分野の自由研究コンテスト「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)2015」の応募を9月1日から開始する。上位入賞者は、アメリカで開催する国際大会に日本代表として派遣する。

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JSEC2015のリーフレット
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 朝日新聞とテレビ朝日は、科学・数学分野の自由研究コンテスト「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)2015」の応募を9月1日から開始する。上位入賞者は、アメリカで開催する国際大会に日本代表として派遣する。

 JSECは、理数教育を促進し科学技術水準の向上を目指すことなどを目的に2003年から開始。書類とプレゼンテーション審査を経て、優秀な研究作品を表彰する。国際学生科学技術フェア「Intel ISEF(Intel International Science and Engineering Fair)」の提携コンテストになっており、入賞し代表に選考されると2016年5月にアメリカのフェニックス市で開催される同フェアに派遣される。JSEC2015からは8研究の派遣を予定している。

 対象は高校生と高等専門学校3年生までで、個人かチーム単位で参加する。科学ジャンルの幅広いカテゴリーから、フィールド調査や実験レポート、実験装置の試作、製品開発などさまざまな研究作品を募集する。

 カテゴリー例として、動物科学、生化学、微生物学、社会科学、物理学、天文学、ロボット工学、健康科学、数学など、Intel ISEFのカテゴリーに準拠しているので、JSECのWebサイトで確認できる。2014年の文部科学大臣賞は「コンピューター科学」カテゴリーの「白黒フィルム写真のカラー化」だった。

 応募方法はエントリーシート、研究を要約するアブストラクト、研究レポートなど規定の書類をWebサイトからダウンロードし、作成してメールで送る。データ容量が大きい場合は、CDやDVDに保存して事務局へ郵送する。応募上の注意やガイドラインはサイトに掲載している。受付けは9月1日から開始し、締切りは10月5日(郵便物は当日必着)。11月上旬の1次審査で30研究を選出。12月12日、13日に日本科学未来館でポスター発表によるプレゼンテーション審査を実施。13日の最終審査後、表彰式を行う。

 JSECは、大学のAO入試や推薦・特別選抜入試の対象コンテストとなっており、大阪大学や千葉大学、慶應義塾大学など導入している大学をWebサイトで紹介している。

◆高校生科学技術チャレンジJSEC2015
応募受付:9月1日(火)~10月5日(月)※郵送物は当日必着
応募資格:高校生・高等専門学校生(3年生まで)の個人またはチーム単位(3人以下)
応募方法:ホームページから応募書類をダウンロードして提出書類を作成
審査:予備審査が10月中旬~下旬、1次審査が11月上旬、最終審査が12月12日(土)・13日(日)
表彰式:12月13日(日)日本科学未来館(東京お台場)
《田中志実》

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