「漢検CBT」5年連続志願者増、中高生や就活生に広まる

 日本漢字能力検定協会は、漢検を指定会場のコンピューターを使って受検できる「漢検CBT」の志願者が平成22(2010)年度から5年連続で増加していると発表した。平成26(2014)年度には、過去最高の20,667人が志願したという。

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 日本漢字能力検定協会は、漢検を指定会場のコンピューターを使って受検できる「漢検CBT」の志願者が平成22(2010)年度から5年連続で増加していると発表した。平成26(2014)年度には、過去最高の20,667人が志願したという。

 「漢検CBT」は、キーボードやタブレットと専用のペンを使ってコンピューター上に表示される問題に解答する。紙での漢検(個人受検)は年3回実施しているが、「漢検CBT」は月曜日から土曜日まで(祝日を除く)毎日2~3回実施しており、もっとも多い会場で年間719回実施する見込みだという。結果通知も、紙の検定よりも約1か月早く、検定後約10日で郵送される。検定料や合格して得られる資格は、紙で受検する漢検と同じだ。

 「漢検CBT」受検者の約8割を中高生や就活生世代である13歳から22歳が占めており、キーボード操作やタブレット操作に慣れている若い世代から、利便性の高い資格の取得方法として注目されているという。

 平成21(2009)年度の志願者は10,778人だったが、5年連続で増加し、平成26(2014)年度には過去最高の20,667人と、5年間で志願者が約2倍に増えたことになる。同協会では、さまざまな状況や環境にいる人々が、資格取得に取り組みやすい環境を提供できるように努めていくという。
《外岡紘代》

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