日経BPコンサルティングは11月27日、「大学ブランド・イメージ調査2015-2016」を発表した。首都圏編の1位には、前年2位の「東京大学」が返り咲いた。2位には前年1位の「慶應義塾大学」、3位は前年同様に「早稲田大学」が入り、トップ3は前年と同じ顔ぶれとなった。 「大学ブランド・イメージ調査」は 、全国の主要大学455校(医科大学や体育大学、短大などは除外)の「大学ブランド力」算出を目的としたインターネット調査。調査期間は7月29日~8月30日。今回発表された首都圏編は、有職者(ビジネスパーソン)を対象としたもので、6,630人から回答を得た。 首都圏の主要大学120校において、「大学ブランド力」の1位に選ばれたのは「東京大学」90.0ポイント。前年より4ポイント上昇し、2位から1位へ返り咲いた。項目別では、「時代を切りひらいている」「他大学にはない魅力がある」など、15項目で1位を獲得した。 2位は、前年1位の「慶應義塾大学」87.2ポイント。前年からのポイントダウンは0.3ポイントにとどまったものの、順位をひとつ下げた。項目別では、「成功している」「コミュニケーション能力が高い」など、7項目で1位となった。 3位は「早稲田大学」82.9ポイント、4位は「上智大学」70.0ポイント、5位は「東京工業大学」69.4ポイント。3~5位は、すべて前年ランキングと同じ結果となった。「早稲田大学」は、「チャレンジ精神がある」「好感が持てる」など、6項目で1位となった。 前回結果からの上昇率1位は、「明治大学」。4.6ポイント上昇し、順位も11位から6位へとランクアップした。上昇率2位は「東京大学」であった。 このほか、調査では別設問で「入学推薦率(その大学への入学を薦めるか)」や「採用意向率(その大学卒業者の採用を受け入れたいか)」も聞いているが、いずれも「大学ブランド力」と強い相関があることが認められているという。◆大学ブランド力ランキングTOP20(首都圏編・ビジネスパーソンベース)※()は前年の順位1位(2):東京大学 90.0ポイント2位(1):慶應義塾大学 87.2ポイント3位(3):早稲田大学 82.9ポイント4位(4):上智大学 70.0ポイント5位(5):東京工業大学 69.4ポイント6位(6):一橋大学 68.3ポイント6 位(11):明治大学 68.3ポイント8位(7):青山学院大学 66.1ポイント9位(9):東京外国語大学 64.4ポイント10位(9):お茶の水女子大学 63.9ポイント11位(12):国際基督教大学 63.5ポイント12位(8):学習院大学 63.4ポイント13位(14):立教大学 62.8ポイント14位(16):中央大学 61.5ポイント15位(17):横浜国立大学 61.4ポイント16位(13):津田塾大学 60.9ポイント17位(15):東京理科大学 60.5ポイント18位(19):法政大学 59.6ポイント19位(18):日本大学 57.8ポイント20位(21):千葉大学 56.3ポイント