2015年度eラーニング市場3年ぶり縮小、来年度は大幅拡大予想

 矢野経済研究所は4月6日、「eラーニング市場に関する調査結果2016」を発表した。2015年度の国内eラーニング市場規模は3年ぶりに縮小傾向に転じ、前年度比95.9%の1,596億5,000万円に。B to C(個人向け)市場の縮小を補うことができず、市場全体が縮小となった。

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e ラーニング市場規模の推移
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 矢野経済研究所は4月6日、「eラーニング市場に関する調査結果2016」を発表した。2015年度の国内eラーニング市場規模は3年ぶりに縮小傾向に転じ、前年度比95.9%の1,596億5,000万円に。B to C(個人向け)市場の縮小を補うことができず、市場全体が縮小となった。

 調査は1月から3月に、eラーニングシステム開発・構築・販売事業者、eラーニングコンテンツ開発・製作・販売事業者、eラーニングを介した研修や講義を提供・運営する事業者などを対象に実施したもの。

 調査におけるeラーニング市場とは、インターネットなどのネットワークを利用した学習形態を対象としており、ゲーム機やパソコン向けソフトウェアを利用したものを除く。学習コンテンツとしては、ビジネス、教科学習、語学、IT技術、資格取得、教養・雑学など幅広いジャンルを含んでいる。

 2015年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比95.9%の1,596億5,000万円と縮小が見込まれている。2012年度から3年連続で拡大推移を続けていたが、2015年度は3年ぶりに市場規模縮小が見込まれた。

 B to B(法人向け)市場は、情報通信技術の向上、モバイル端末の一般化、クラウド環境の進化など、eラーニングの利便性向上などを背景に顧客企業の利用が活発化したことから堅調に拡大、前年度比102.0%の586億5,000万円と微増推移となった。

 一方、B to C(個人向け)市場は、大手通信教育事業者における限定的なサービス展開などが影響したことから、学習塾・予備校などの映像授業やそのほかの事業者が展開するサービスの一部は伸長したものの、全体としては縮小。前年度比92.7%の1,010億円となり、ここ数年eラーニング市場をけん引してきた流れが止まる見込み。

 2016年度は、B to B市場の堅調推移の予測に加え、B to C市場において主要通信教育サービス事業者が大きくサービス拡充を図ることが市場拡大に貢献していくものと考えられることから、eラーニング市場規模は前年度比107.9%、1,722億円と大幅拡大の予測となっている。
《畑山望》

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