【NEE2016】未来の教育を考えるイベント…東京・有明のTFTで開幕

 6月2日、東京・有明の東京ファッションタウンビル(TFT)に教育業界の最新トレンドや教育現場の教育ICT製品・サービスの活用事例が一堂に会するセミナー・展示会「New Education Expo 2016(NEE2016)」が開幕した。

教育ICT 先生
New Education Expo 2016 6月2日の東京会場のようす
  • New Education Expo 2016 6月2日の東京会場のようす
  • 開場30分前から来場受付に並ぶ教育関係者の姿が見られた
  • 教育デジタルコンテンツ・学習支援ソフトが並ぶ展示ゾーン
  • 国産材を活用した教育空間を提案するスペースも用意された
  • レゴエデュケーションは学校教育現場向けのプログラミング教材を展示中
  • アクティブラーニングを算数の場にも NEEでは具体的な教材活用法を交えた製品紹介が多い
  • ICT機器・アクセサリゾーンに並ぶ最先端教材、機器の数々
  • 市販されているデジタルカメラを教育現場で利用する、という新しい提案を行うブースも。こんな使い方があったのか、と気付かされる
 6月2日、東京・有明の東京ファッションタウンビル(TFT)に教育業界の最新トレンドや教育現場の教育ICT製品・サービスの活用事例が一堂に会するセミナー・展示会「New Education Expo 2016(NEE2016)」が開幕した。東京会場で4日まで開催し、6月17日~18日は会場を大阪に移して開催される。

 東京会場では、「ネットワークソリューション・セキュリティ」「教育デジタルコンテンツ・学習支援ソフト」「教材・学校環境設備」「ICT機器・アクセサリ」の4つのゾーンにわかれ、参加企業がさまざまな教育ICT機器・サービスを展示している。展示会でありがちな「商品詳細はわかったが、使い方がわからない」という悩みもその場で解決できるよう、会場のいたるところで出展企業によるミニセミナーが実施されている。どのブースとも、商品・サービス知識だけではなく、実践的な活用方法も自身の教室に持ち帰ることができるような展示方法の工夫が見られる。

 ミニセミナーだけではなく、東京会場では教育業界全体を牽引し、第一線で活躍する著名人らが基調講演や特別公演を実施する。6月2日は国際教養大学理事長・学長の鈴木典比古氏、6月3日は日本学術振興会理事長・文部科学省顧問の安西祐一郎氏、法政大学総長の田中優子氏が基調講演で登壇予定。特別講演では、東京会場・大阪会場ともそれぞれの地域で活躍する学校・大学からの参加も目立つ。より身近な導入事例に触れることができそうだ。

 NEEは、1994年に学校教育におけるインターネットの利用環境提供に関する文部科学省の実証実験事業「100校プロジェクト」への参画をきっかけに始まった教育関係者向けのセミナーと教育製品の展覧会。開催は今年で21回目を迎え、2016年は東京・大阪の本会場のほか、基調講演やセミナーの一部を過去最多の6会場にサテライト配信する。東京・大阪の本会場に足を運べない場合は、札幌、旭川、名古屋、広島、福岡、そして新たに加わった仙台のサテライト会場でセミナーに触れるのが良いだろう。

 開場は午前9時半であったにも関わらず、30分前にはすでに学校関係者や塾関係者らの姿があり、活気に溢れていた。実際に現場実践を行う先生による授業を体感できる「フューチャークラスルーム」も設営されているため、初めて来場する関係者も実感をもって各ブースの製品やサービスを見学できるだろう。実行委員会の風間淳氏は、効率的な会場の回り方を「まずはご自身の関心のあるセミナーに足をお運びいただければ」と勧める。まずはWebサイトで出展企業をながめ、足を運んでみてはいかがだろうか。

◆New Education Expo 2016
【東京会場】東京ファッションタウンビル(TFT)
日程:6月2日(木)~4日(土)
交通:りんかい線 国際展示場駅(下車徒歩約5分)/ゆりかもめ 国際展示場正門駅(下車徒歩約1分)

【大阪会場】大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)
日程:6月17日(金)~18日(土)
交通:地下鉄谷町線 天満橋駅/京阪電車 天満橋駅

【サテライト会場】
札幌:ユビキタス協創広場 U-cala
旭川:旭川商工会議所
仙台:国立大学法人 宮城教育大学
名古屋:株式会社内田洋行 名古屋営業所
広島:広島YMCA国際文化センター 3号館 2階 多目的ホール
福岡:福岡ユビキタス協創広場 CANVAS
《佐藤亜希》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top