◆導入検討ポイント2:大破を避ける予防線を張れる製品か “ICT教育熱”が高まる中、多くの教育現場が導入を検討しているのはやはりタブレットだろう。しかし、1台1台の価格が高いため、複数台の購入を考慮すると費用の工面が課題のひとつになるうえ、高校や大学ではそれほど心配はないが、小中学校ともなると機器の扱い方にも不安が残る。破損・大破したタブレットの修理費も、事前に考慮しておきたいポイント。会場では、「せいかつの授業(町を探検する授業)中にタブレットを落とした子がいて、画面にヒビが入ったことがある」(広島県小学校教諭)という教育現場の声も聞こえてきた。機器の破損予防や使い勝手の向上を提案するため、Owltech(オウルテック)はタブレット用の保護ケースを展示している。 保護ケースの素材は、おもに柔らかいシリコン素材とEVA素材のふたつ。EVA素材とは、ポリエチレンよりも柔らかく、弾力があり、軽量で無公害の素材だという。近年ではEVA素材でできたサンダルが人気を呼び、世間の注目を浴びたことが記憶に新しい。EVA素材のケースは衝撃を吸収するため、野外活動で子どもたちがタブレットを落としたとしても、通常利用の範囲内ならタブレットが大破することは回避できそうだ。水洗いもできるため、衛生面での安心もある。どういった場面でタブレットを利用するかを考えた際、屋外での利用も考慮するなら用意しておきたい用品のひとつだ。 高額な教材や教具、ICT機器は、教師や児童・生徒など、自分でどこまで丁寧に利用できるか、また、きちんと保存できるか、という観点も心に留めておきたい。【次ページ】「導入検討ポイント3:そもそも機器が丈夫であるか」へ
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