中室牧子氏監修、小中高生向け「すららアクティブ・ラーニング」5/15より

 インターネット学習教材のすららは、第3回「すららアクティブ・ラーニング」を、5月15日~8月26日の期間に開催する。対象は小学校1年生~高校3年生までの「すらら」の全利用者。慶應義塾大学教育経済学者の中室牧子准教授が監修する。

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 インターネット学習教材のすららは、第3回「すららアクティブ・ラーニング」を、5月15日~8月26日の期間に開催する。対象は小学校1年生~高校3年生までの「すらら」の全利用者。慶應義塾大学教育経済学者の中室牧子准教授が監修する。

 3回目を迎える「すららアクティブ・ラーニング」は、ICTの活用により学年・地域に関係なく、1つのテーマについて議論する協働学習型のイベント。これからの時代を生きるために求められる能力「21世紀型スキル」を身に付けることを目的としている。今回は「人工知能を活用し、社会課題を解決する提案をしよう」がテーマ。人工知能の進化した社会で生きることになる子どもたちに、当事者としての建設的な議論をしてほしいとの思いから設定された。

 イベントでは、「主体的に活動設計する力」「異質な他者と関係を築きともに学ぶ力」「解のない社会課題に立ち向かう力」「ネットコミュニケーションリテラシー」の4つのスキルを重視。効果のあるアクティブラーニングの追求と、コミュニケーションスキルを磨く機会を提供するという。

 「すららアクティブ・ラーニング」は、専用SNS「すららチャットマップ」を用いて、個人の意見をWebサイト上で討論。テーマについての考察を深めるための議題を毎週設定する。課題は、「人工知能はどんなものに使われていますか」「人工知能のよい点、懸念点は何ですか」「10年後に人工知能ではどんなことができるようになっていると思いますか」「人工知能を使って解決したい課題は何ですか」「その課題を人工知能を使ってどう解決しますか」の5つ。

 その後、オンライングループワークシステムを利用し、地域・学年などに関係なく組んだグループに対して「課題」を割りあてる。課題解決についてのオンライン討論会を6月18日に開催。6月18日~7月14日の期間に学習塾や学校でチームを組み、レポートを作成し提出する。7月17日~7月31日の審査期間に3チームの優秀チームを選出。8月26日に優秀3チームによる最終発表会を慶應義塾大学で開催し、最優秀チームを決定する。最終発表会は、Webサイトで中継される。

◆第3回「すららアクティブ・ラーニング」
開催期間:2017年5月15日(月)~2017年8月26日(土)
対象:「すらら」で学習している小学生、中学生、高校生
《神山千寿子》

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