世界110か国が参加するSTEAM／ロボット競技会「FLL（ファースト・レゴリーグ）」の2023-2024シーズンが2023年8月2日に開幕。8月5日のキックオフイベントでは「アート×STEM」にちなんだトークセッションをYouTube配信する。登録不要、参加無料。
FLL（FIRST LEGO League）は、アメリカのNPO法人FIRSTとデンマークのレゴ社が主催する4歳～16歳を対象にしたSTEM教育プログラム／ロボットコンテスト。科学の素養と創造力、リーダーシップをもった青少年の育成を目的に1998年に始まり、現在では世界110か国で開催している。日本では、青少年科学技術振興会が日本独占開催権を取得し、2003年に初開催して以来、設立スポンサー「ロボット科学教育」の支援により運営している。
FLLの2023-2024シーズンは「アート×STEM」がテーマ。活動期間は3～4か月間にわたる。競技では、世界の社会問題を考える「探究プレゼンテーション」で、チームで考えた解決策をプレゼン。レゴのロボットでミッション攻略に挑む「ロボット競技」では、設計した自律型ロボットでフィールド上にある15のミッションを150秒の制限時間内でいくつクリアできるかで競い合う。
8月5日のキックオフイベントでは、アーテイストの高屋永遠氏、菊地虹氏を迎え、「アートについて考える」トークセッションを開催する。このほか、新シーズンのロボットミッションの紹介や、昨シーズン世界大会に出場チームによる世界大会の報告などが行われる。
FLLへの参加は、競技会の参加だけでなく、学校の授業でSTEAMカリキュラムとして実施する「FLLクラスパック」があり、「プログラミング学習」「探求学習」「アクティブ・ラーニング」がグループで体験できる。同パックには生徒用テキスト、先生向けの指導案・研修、発表会プランなどすべてが揃ってるため導入後すぐに活用でき、近年は全国的に授業導入する学校も増えているという。
◆FLLキックオフイベント
日時：2023年8月5日（土）13:30～15:30
会場：オンライン（YouTubeライブ配信）
参加費：無料
登録：不要
