子育て世帯、平均収入は683.2万円…ひとり親世帯の貧困率43%

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子育て世帯の税込収入の推移
  • 子育て世帯の税込収入の推移
  • 世帯類型別・母親の就業形態別相対的貧困率
  • 調査前月(10月)の消費支出
  • 子育て世帯の平均貯蓄率
  • 属性別第1子にかかる習い事・塾代の分布
 労働政策研究・研修機構は9月14日、「第4回子育て世帯全国調査」の結果速報を公表した。子育て世帯の平均世帯収入は683.2万円で、増加傾向が続いている。貧困率は子育て世帯全体10.2%、ふたり親世帯6.0%、ひとり親世帯43.0%で、いずれも前回調査時より改善した。

 「第4回子育て世帯全国調査」は2016年11~12月、末子が18歳未満のふたり親2,000世帯とひとり親2,000世帯、計4,000世帯を対象に実施した。有効回答数は2,159世帯。これまで2011年に第1回、2012年に第2回、2014年に第3回調査を行っている。

 子育て世帯の平均年収は683.2万円。第1回597.0万円、第2回640.7万円、第3回656.4万円と、増加傾向が続いている。年収が300万円未満の低収入世帯は全体の8.6%で、2011年の調査開始以来もっとも低い割合となった。年収が1,000万円以上の高収入世帯は上昇傾向にあり、全体の16.8%を占めた。

 可処分所得が貧困線(4人世帯の場合244万円)未満の世帯の割合は、子育て世帯全体の10.2%、ふたり親世帯6.0%、ひとり親世帯43.0%。前回調査と比較すると、子育て世帯全体の貧困率は3ポイント低下、ひとり親世帯の貧困率は11ポイント改善した。

 家計費の月額平均は、子育て世帯全体で26.5万円、ふたり親世帯27.5万円、ひとり親世帯18.0万円。いずれも前回調査時より減少した。なお、家計費とは食費、光熱費、住居費、被服費、耐久消費財購入費、交通・通信費、教養娯楽・交際費、医療費への支出を示す。

 子育て世帯の平均貯蓄率は、子育て世帯全体で28.3%と、前回調査時より4ポイント上昇した。世帯類型別では、ひとり親世帯が5.7%と、ふたり親世帯31.0%を大きく下回っている。

 このほか、子どもの習い事・塾代は所得が多い世帯ほど、高くなる傾向にあり、第1子に月額2万円超の高額な習い事・塾代をかけている世帯の割合は、「貧困層」2.3%、「中低収入層」7.5%、「中高収入層以上」18.4%であった。子どもの年齢階級別に高額な習い事・塾代を支出している世帯の割合をみると、「中学生・高校生(12~18歳)」が24.2%ともっとも高く、「未就学児」が1.3%でもっとも低かった。
《奥山直美》

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