注目のドラフト会議、清宮選手の阪神入団は経済効果64億円

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清宮幸太郎(きよみや こうたろう)選手(Photo by Rob Carr/Getty Images)
  • 清宮幸太郎(きよみや こうたろう)選手(Photo by Rob Carr/Getty Images)
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 ドラフト会議の動向に注目が集まる中、関西大学は10月23日、早稲田実業高校の清宮幸太郎(きよみや こうたろう)選手が阪神タイガースに入団したときの経済効果が64億8,975万円にのぼるとの試算結果を明らかにした。新人選手としては史上最大級の経済効果だという。

 推計したのは、関西大学の宮本勝浩名誉教授。プロ入りを表明した清宮選手をめぐっては、10月26日のドラフト会議で過去最多となる8球団以上の重複指名の可能性が取りざたされている。

 経済効果とは、イベント、事件、人の行動などにより、消費者や企業、自治体が直接的、間接的に消費や投資をした金額の総額のこと。直接的消費の直接効果、間接的消費の一次波及効果、二次波及効果の総計を示している。

 清宮選手が阪神入りしたときの直接効果としては、レギュラーシーズンの観客増加として10億9,512万円キャンプの観客増加として4億8,223万円など。グッズ売上げ、放映権収入や広告収入の増加なども含め、直接効果の合計は30億451万円と推定した。

 さらにこの直接効果から、2016年総務省内閣府発表の「全国産業連関表」最新版を用いて経済効果を計算。清宮選手の阪神入団が実現した場合、最初の年は全国で64億8,975万円の経済効果をもたらすと結論づけた。

 64億8,975万円は、新人選手としては最大級の経済効果。過去に宮本名誉教授が推定した有名新人選手の経済効果予測値と比較すると、2012年阪神タイガースに入団した藤浪晋太郎投手の約44億円、2010年北海道日本ハムファイターズに入団した斎藤佑樹投手の約52億円、2006年東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した田中将大投手の約35億円を上回っている。

 これほど大きな経済効果になった要因は、「1週間に1回程度出場となる投手ではなく、野手のため毎試合出場が可能」「これまでは都道府県や地域レベルの産業連関表を用いて計算してきたが、今回は乗数効果の大きい全国産業連関表を用いたこと」などがあげられるという。

 宮本名誉教授によると、この数値は清宮選手が阪神に入団し、開幕からレギュラーもしくは代打などで一軍の試合に出場し続け、かなりの活躍をすることが条件。開幕から二軍でスタートし、二軍のみの試合に出続ける場合は、これほどの経済効果は期待できないという。その一方で、清宮選手が期待通りの活躍をすれば、「日本中に清宮選手ブームを引き起こすであろう」と予測している。
《奥山直美》

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