ICTで障害児学習・生活支援「魔法のプロジェクト2018」協力校募集

 東京大学先端科学技術研究センター、ソフトバンク、エデュアスは、ICTを活用して障害児の学習・生活支援を行う研究「魔法のプロジェクト2018」の協力校を、2018年2月28日まで募集する。研究期間は1年間で、協力校にはタブレットや人型ロボットを無償で貸し出す。

教育ICT 先生
東京大学先端研とソフトバンクグループによる「魔法のプロジェクト」
  • 東京大学先端研とソフトバンクグループによる「魔法のプロジェクト」
  • 「魔法のプロジェクト2018」の募集概要
 東京大学先端科学技術研究センター、ソフトバンク、エデュアスは、ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う研究「魔法のプロジェクト2018」の協力校を、2018年2月28日まで募集する。研究期間は1年間で、協力校にはタブレットや人型ロボットを無償で貸し出す。

 東京大学先端研とソフトバンクグループは、2009年実施の携帯電話を活用した障がい児の学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」から「魔法のプロジェクト」をスタート。障がい児の生活の場まで支援を広げ、教員志望の学生や若手教員の育成を強化するなど、実施年度によってさまざまな実践研究を行ってきた。

 今回の「魔法のプロジェクト2018~魔法のダイアリー~」では、児童・生徒の学習や成長の「めあて」(学習や生活における具体的な目標)に向けて、指導の記録を取得し、効果を示すことが目的。タブレットや人型ロボット「Pepper」を1年間無償で貸し出し、教育現場や日常生活の場などで活用してもらう。

 協力校は各地域にて、活用事例を発表する研修会を任意で実施することが予定されている。プロジェクト名にある「魔法のダイアリー」という言葉は、これらの活動をベースに実践研究を進めることで、児童・生徒が支援や配慮を途切れることなく受けられるように、という願いが込められているという。

 応募の対象は、日本国内の特別支援学校、小中学校・高等学校の特別支援学級、インクルーシブ教育もしくは発達障害の指導に取り組む学級、障害者職業能力開発校、障害者職業訓練校、障害者能力開発校。また、特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学・大学院も対象となっており、臨床研究を行う大学生・院生とその研究対象者に携帯情報端末を貸し出す。

 現在、協力校を募集しており、申込みは「魔法のプロジェクト」Webサイトから行うこと。応募締切は2018年2月28日午後5時。3月中旬までに選考結果を各応募に通知する。
《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top