大学発ベンチャー企業が1,000社突破、創出1位は東大

 帝国データバンクは2018年2月23日、「大学発ベンチャー企業の経営実態調査(2018年)」の結果を公表した。大学発ベンチャー企業は1,002社と、調査開始以来初めて1,000社を突破。2016年の売上高合計は2,327億1,900万円。

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  • 大学発ベンチャーの売上高合計推移
  • 2016年の売上高動向(業歴別)
  • 2000~2016に設立された大学発ベンチャーにおける黒字化に要した年数
 帝国データバンクは2018年2月23日、「大学発ベンチャー企業の経営実態調査(2018年)」の結果を公表した。大学発ベンチャー企業は1,002社と、調査開始以来初めて1,000社を突破。2016年の売上高合計は2,327億1,900万円。創出大学別では、東京大学が最多の108社だった。

 大学発ベンチャー企業(VB)は、帝国データバンクが保有する信用調査報告書ファイルや、2018年2月時点の企業概要データベース、外部情報などをもとに抽出。経営実態を調査、分析し、「大学発ベンチャー企業の経営実態調査(2018年)」として発表した。

 2018年2月時点で、大学発ベンチャー企業は1,002社判明。2013年の調査開始以降で初めて1,000社を突破した。創出大学別では、「東京大学」が108社ともっとも多く、調査開始以降初めて100社を上回った。2位は「京都大学」52社、3位は「東北大学」51社、4位は「大阪大学」47社、5位は「九州大学」39社。上位を国立大学が独占し、私立大学では「慶應義塾大学」が9位32社でトップとなった。

 本社所在地を都道府県別にみると、最多は「東京都」の260社で、全体の25.9%を占めた。2位は「神奈川県」80社、3位「大阪府」63社、4位「福岡県」58社、5位「京都府」49社、6位「北海道」47社。前回(2017年)調査から、東京都・大阪府の2大都市圏が減少した一方、福岡県や北海道など、地方に本社を置く大学発ベンチャーの割合が拡大傾向にある。

 業種別では、ソフトウェアや医療関連などの分野を含む「サービス業」が508社で、全体の50.7%を占めた。ついで「製造業」319社、「卸売業」132社と続き、上位3業種が全体の9割以上を占めた。細分類別の業種では、「受託開発ソフトウェア業」119社、「技術提供業」69 社、「パッケージソフトウェア業」38社が上位だった。

 大学発ベンチャーの売上高動向をみると、2016年は全体の50.3%で増収。2016年(1月期~12月期決算)の大学発ベンチャーの売上高合計は、前年比14.2%増の2,327億1,900万円で、過去10年間で最高値を記録。リーマンショック直後の2009年を除く9年間で前年比増加が続き、2016年の売上高合計は、2007年の2倍を超える規模に成長している。

 2016年における売上高動向を業歴別にみると、業歴「5年未満」では79.3%が「増収」となった。2000~2016年の過去17年間に設立された大学発ベンチャーのうち、設立後に当期純利益で1回以上黒字化した596社では、設立後初めて黒字化するまでの年数は平均5.1年、中央値は4年だった。
《奥山直美》

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