2019年卒の働き方、安定性は前年比ダウン…重視するのは?

 2019年卒の学生は、「安定性」よりも「将来性がある」「成長できる」企業により魅力を感じていることが、i-plugが実施した「働き方」に関する意識調査により明らかになった。入社後は、自身の「やりたいこと」より「評価されたい」傾向が強いようだ。

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どのような企業に魅力を感じるか(複数回答)
  • どのような企業に魅力を感じるか(複数回答)
  • 働き方について気にしているポイント(複数回答)
  • 将来的に転職も「あり」または「なし」を選択した理由(複数選択)
  • 自分のやりたいことと、入社後の活躍・評価について(単一回答)
 2019年卒の学生は、「安定性」よりも「将来性がある」「成長できる」企業により魅力を感じていることが、i-plugが実施した「働き方」に関する意識調査により明らかになった。入社後は、自身の「やりたいこと」より「評価されたい」傾向が強いようだ。

 2019年卒学生を対象とした就活生の「働き方」に関する意識調査は、企業からオファーが届く就活サービス「OfferBox」を運営するi-plugが、2018年1月25日から2月1日かけて実施。2019年卒向けの採用広報活動が解禁となる3月1日に発表した。有効回答は551名。就職活動に臨む学生が「働き方」をどのように考え、会社選びにどう影響するのかを調査するのがねらい。

 どのような企業に魅力を感じるか(複数回答)との問いでは、「社内の雰囲気が良い」との回答がもっとも多く82.8%の支持を得た。ついで「成長できる環境がある」67.5%、「将来性がある」60.3%、「給与が高い」56.8%と続いた。「将来性がある」を選んだ人は前年(2017年)調査の55.2%から60.3%にアップ。一方、「安定した事業を続けている」を選んだ人は、前年45.0%から37.4%にダウンし、2019年卒については安定よりも将来性を重視する傾向強まっていることがうかがえる。

 「働き方」について気にしているポイント(複数回答)では、半数以上の学生が「長時間労働やサービス残業があるか」64.4% 、「有給休暇が取得しやすいか」55.4%を気にすると回答。さらに具体的な項目である「結婚後の待遇、働き方を考慮してくれるか」については43.6%が、「時短・リモートワーク・副業OKなど柔軟な制度があるか」は25.0%が気にすると回答。長時間労働を当たり前とせず、仕事とプライベートのワークライフバランスを重視し、将来を見据えて働き続けられる環境かを気にしているようすがみられた。比例して「がむしゃらに働くので働き方は気にしない」との回答は前年の11.8%からさらにダウンし、7.1%にとどまった。

 将来的に転職も「あり」だと答えたのは、全体の61.2%。31.0%は「まだわからない」と回答し、「なし」と答えたのは7.6%だった。キャリアアップのため、自分のやりたいことを重視したい、といった理由から、転職を前向きに捉えているようだ。

 また、入社後の活躍・評価については、「自分が活躍でき社内外から評価される仕事ならば、自分のやりたい仕事でなくても良い」との回答がもっとも多く45.8%、「活躍し評価されるかどうかではなく、自分がやりたいことにチャレンジしたい」が41.1%という結果に。仕事をするうえで「やりたいことをする」充実感よりも、「活躍したい」「認められたい」など他者からの評価を重視する傾向が見てとれた。

 調査結果から、2019年卒については、ライフスタイルや働く環境を重視し、プライベートと両立しつつ、仕事でも成長を求める、という学生像がみえる。「自分のやりたいことにチャレンジしたい」よりも、「活躍し評価されるならば自分のやりたいことでなくても良い」が上回ったことは、企業にとっても注視すべき点だとi-plugは指摘する。その企業で活躍できるかどうかということが就活時に学生に伝われば、会社選びの新たな軸になる可能性があるという。調査結果の全文はWebサイトでみることができる。
《畑山望》

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