子どものスマホ利用、都内保護者「監督できていない」56.5%

 都内で子どもにスマートフォンや携帯電話などを持たせている保護者の半数以上が、子どもの利用を「監督できていない」と感じていることが東京都の調査からわかった。また、31.9%の保護者が小学生でスマホを持たせており、低年齢化が見られた。

デジタル生活 小学生
子どもが現在利用している携帯電話・スマートフォンのタイプ
  • 子どもが現在利用している携帯電話・スマートフォンのタイプ
  • 子どもにスマートフォンを持たせた時期
  • 子どもは携帯電話・スマートフォンでおもに何をしているか
  • 子どもが携帯電話・スマートフォンを1日にどのくらい使用しているか
  • 子どもに携帯電話・スマートフォンを持たせたことにより、どのような悪影響があったか
  • 子どもが携帯電話・スマートフォンを利用する中で、どのようなトラブルに遭ったことがあるか
  • 子どもが携帯電話・スマートフォンを使うことについて、家庭内でルールを作っているか
  • 家庭内で作ったルールは守られているか
 都内で子どもにスマートフォンや携帯電話などを持たせている保護者の半数以上が、子どもの利用を「監督できていない」と感じていることが東京都の調査からわかった。また、31.9%の保護者が小学生でスマホを持たせており、低年齢化が見られた。

 「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」の対象は、都内在住で小学生(4~6年生)、中学生・高校生の子どもに携帯電話などを持たせている保護者1,500人。調査期間は平成30年2月16日~2月19日。

 子どもが使用している携帯電話のタイプは「スマートフォン」72.5%がもっとも多く、「携帯電話」は26.4%、「両方利用している」は1.1%だった。児童・生徒別では、小学生の40.4%、中学生の83.6%、高校生の93.6%がスマートフォンを利用。前年度(平成28年度)調査と比較すると、スマートフォンの利用割合は7.8ポイント増加している。

 スマートフォンを持たせた時期を尋ねると、「中学1年生」28.2%、「小学5年生~6年生」21.6%が多い。小学生1年生~6年生では計31.9%となり、前年度の24.7%より7.2ポイント増加。未就学児も前年度から0.5ポイント増の0.7%となった。一方で、中学生(計47.0%)は5.7ポイント減、高校生(計20.5%)は1.9ポイント減となり、スマートフォンを持たせた時期の低年齢化が進んでいる。

 携帯電話・スマートフォンの利用目的を見ると、小学生は「電話をする」42.8%がもっとも多く、中学生(32.0%)と高校生(37.6%)は「SNSなどのコミュニケーションアプリ」がもっとも多い。1日の利用時間では「30分未満」29.3%、「1時間以上2時間未満」19.8%、「2時間以上3時間未満」14.0%、「30分以上1時間未満」12.9%など。そのほか、12.1%の保護者は「わからない」と答えている。

 スマートフォンを持たせたことによる悪影響の有無については、48.8%が「悪影響は特にない」と回答したが、51.2%は「睡眠不足になった」「視力が落ちた」「勉強に集中できなくなったり、記憶力がさがったりした」などの悪影響があったと答えた。トラブルについては「トラブルに遭ったことはない」が70.1%を占めたが、16.2%は何らかのトラブルに遭っていた。

 また、保護者の71.7%は家庭内で何らかのルールを作っており、前年度調査より12.0%増加。ルールの内容は、「利用する時間の制限」34.6%、「困ったときはすぐ保護者へ相談すること」30.8%、「利用する際のマナー(誹謗中傷することは書かないなど)」26.3%などが多い。作ったルールについて、保護者の7割以上は「守られている」「だいたい守られている」と感じていた。フィルタリングサービスの加入状況は「加入している」が35.9%となり、前年度より5.3ポイント増加した。

 そのほか、子どもの携帯電話・スマートフォンの利用を適切に監督できているかを保護者に尋ねると、42.6%が「利用状況は把握しているが、監督まではできていない」と回答。「利用状況を把握しておらず、監督もできていない」13.9%をあわせると、半数以上の保護者が監督できていないと答え、「利用状況の把握および監督もできている」は36.7%だった。
《黄金崎綾乃》

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