小6が将来就きたい職業…1位は男子「スポーツ選手」、女子は?

 小学校を卒業した子どもが「将来就きたい職業」の1位は、男子が「スポーツ選手」、女子が「教員」であることが2019年7月9日、クラレの調査結果から明らかになった。「スポーツ選手」には、今回初めて「eスポーツ」が登場。女子は前年1位の「医師」が9位に順位を落とした。

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小学6年生の「将来就きたい職業」トップ10
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 小学校を卒業した子どもが「将来就きたい職業」の1位は、男子が「スポーツ選手」、女子が「教員」であることが2019年7月9日、クラレの調査結果から明らかになった。「スポーツ選手」には、今回初めて「eスポーツ」が登場。女子は前年1位の「医師」が9位に順位を落とした。

 「『将来就きたい職業』と『就かせたい職業』のアンケート調査」は2019年1月14日~3月中旬、使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに送るクラレの社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーン協力者を対象に実施。2019年3月に小学校を卒業した男の子とその親各640人、女の子とその親各736人から有効回答を得た。

 男子が将来就きたい職業は、1位「スポーツ選手」18.0%、2位「研究者」7.2%、3位「医師」5.2%。4位には「ゲームクリエイター」と「エンジニア」がともに4.7%で並んだ。

 「スポーツ選手」は毎年1位に選ばれる男子に人気の職業。競技の内訳では、「サッカー」(40.9%)と「野球」(29.6%)で7割を占めたが、2019年はゲームを使ったスポーツ競技「eスポーツ」(4.3%)が初登場した。eスポーツは、日本でも徐々に認知度や競技人口が拡大しつつあり、クラレでは「部活に取り入れた高校もあり、子どもたちの注目も今後ますます高まりそう」と分析している。

 女子が将来就きたい職業は、1位「教員」6.9%、2位「保育士」6.7%、3位「看護師」6.4%、4位「パティシエ・パン屋」5.4%、5位「美容師」4.8%。前年1位の「医師」は、大学医学部の不正入試問題なども影響してか3.8%にとどまり、9位へと順位を大幅に落とした。

 女子のトップ10をみると、子どもと関わる職業が1位「教員」、2位「保育士」と上位に並んだほか、医療関係やおしゃれに関する仕事に興味を持つ女の子が多かった。

 一方、保護者が子どもに就かせたい職業は、男子が1位「公務員」13.1%、2位「会社員」8.1%、3位「研究者」7.3%。女子は1位「看護師」12.5%、2位「医療関係」7.5%、3位「薬剤師」7.2%。男女ともに安定した職業が保護者に支持されており、女子は医療職が上位を占めた。

◆小学6年生の「将来就きたい職業」
<男子>
1位:スポーツ選手
2位:研究者
3位:医師
4位:ゲームクリエイター
4位:エンジニア
6位:大工・職人
7位:会社員
8位:教員
8位:公務員
10位:スポーツ関係

<女子>
1位:教員
2位:保育士
3位:看護師
4位:パティシエ・パン屋
5位:美容師
6位:漫画家・イラストレーター
7位:動物園・遊園地
8位:デザイナー
9位:医師
9位:医療関係

◆保護者が子どもに就かせたい職業
<男子>
1位:公務員
2位:会社員
3位:研究者
4位:エンジニア
5位:スポーツ選手
5位:医師

<女子>
1位:看護師
2位:医療関係
3位:薬剤師
4位:保育士
4位:公務員
《奥山直美》

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