【高校受験】愛知県、公立高「2校受検2校志願」など入試制度検討へ

 愛知県教育委員会は2020年1月30日、愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(2019年度第3回)の結果について公表した。現在の2校受検2校志願や推薦選抜を一般選抜の日程に取り込むなど、入試制度で生じる課題の改善について検討していく。

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愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(令和元年度第3回)の結果について
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 愛知県教育委員会は2020年1月30日、愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(2019年度第3回)の結果について公表した。現在の2校受検2校志願や推薦選抜を一般選抜の日程に取り込むなど、入試制度で生じる課題の改善について検討していく。

 会議は、名古屋大学大学院教育発達科学研究科・村上隆名誉教授を議長に、学識経験者や公立高校の校長および教諭、市町村立小中学校の校長および教諭、PTA関係者などで構成。全日制課程における入学者選抜方法について、研究協議をするため開催された。

 2017年度(平成29年度)入学者選抜から、前年度までの「2校受検2校志願の制度を維持する」とともに、「推薦選抜を一般選抜の日程の中に取り込み、入学者選抜の日程短縮を図る」「普通科の三河学区は二つの群を一つにする」などの大幅な改善を行っている。

 現行の入試制度は、今年度までに3回実施。しかし現場の中学校や高校からは、「推薦選抜を一般選抜の日程の中に取り込んだことにより、推薦選抜を含めた全日制課程の合格者発表が3月中旬以降となったため、そこまで進路が決定しないことについて不安を感じる受検生、保護者が増加している」と声が上がった。

 さらに、推薦選抜を含めた多くの受検生が一度に出願・受検することとなったため、中学校における出願に関する業務や高校での選抜作業が一時期に集中し、日程が過密などの課題があげられている。

 また、2校志願率は現行制度の実施後に80%を割り込んでおり、2019年度(平成31年度)の全日制課程の進学率は90%を割り込んでいる。こうした結果から、高校によっては大きな欠員を生じ、これまで進めてきた地域に根ざした学校づくりに支障が起きつつあるなど、現行制度の根幹に関わる課題も生じてきている。

 会議では、全日制課程における入学者選抜方法について、有識者や教育関係者などによる検討会議を新たに設置し、現行制度の利点および課題を幅広い視点から検討。必要な改善を図ることが望ましいとまとめている。
《田中志実》

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